コンビニのスーパー化から考えられるノスタルジックな変化とは?
By eerkmans
最近コンビニに行くたびに思うことが、
コンビニで扱う商品価格が低くなった
ということ。このような印象を強く持つのは、コンビニがPBを大々的に売るようになったからです。先日JPローソンに行った際も、
ローソンセレクト台所用スポンジ5個入り 98円(もしかしたら、ローソンセレクトではなく、さらに105円かもしれません)
ローソンセレクト粉末洗剤1kg 198円
を見つけました。このような価格で24時間売ってくれるとなると、
100均ショップ
ドラッグストア
に行く機会が少なくなります。コンビニ商品の低価格化によって、これまで低価格を売りにしてきたお店は何かしらのダメージを受けていることでしょう。
さらに、昨年の震災以降、これまでコンビニを利用することが少なかった女性や高齢者の来店が増えているようです。その要因は、以下の経営者の言葉に表れています。
スーパーよりも、歩いて行ける近くのコンビニという消費行動が恒常化した。野菜、総菜、調味料、肉など今までなかった商品をそろえた効果が出ている。(ローソンの新浪社長 日経MJより)
つまり、
◯利便性
◯生鮮品・調味料・惣菜など従来スーパーで扱う商品の販売
により、女性や高齢者がコンビニに行くようになったとのこと。ここでも、先ほどの100均ショップ・ドラッグストアと同じように、
スーパーに行く機会が減る
ということが起きたと予測できます。
ただ、いくらコンビニが生鮮品や調味料などを扱い出したからといって、スーパーの完全な代替品にはなりえません。その理由は、
生鮮品の取り扱い量・種類が小さい
からです。
となると、このコンビニの欠点を補う変化が起きてもおかしくありません。つまり、
生鮮三品(鮮魚・野菜・精肉)専門のお店の出現
ということが考えられます。例えば、昔ショッピングセンターにあった
八百屋さん
魚屋さん
お肉屋さん
が、復活するかもしれません。もしくは、これら生鮮三品すべてを扱うお店。消費者の放射線不安を払拭することで安全・安心を前面に出し、さらに店員さんとのコミュニケーションというノスタルジックなエンターテイメントを提供すれば、安全安心とソーシャルという消費者ニーズを満たすことができます。
賞味期限の短い生鮮品を扱うだけに廃棄・ロス問題は避けられませんが、そのあたりはコンビニと連携すれば、解決も難しくないかと思います。
コンビニのスーパー化は、ノスタルジックなお店の復活につながるかもしれません。
☆ 今日のまとめ☆
コンビニは、低価格品のPB商品の販売により、100均ショップやドラッグストアから顧客を奪っているのだろう。
同じように、生鮮品や調味料を扱うことにより、スーパーからも奪っているようだ。
ただ、生鮮三品の量・種類が小さいことはコンビニの欠点。
この欠点を補うように、昔懐かしい八百屋さん・魚屋さん・お肉屋さんが復活するかもしれない。
安全安心やソーシャルといった消費者ニーズを満たすことも可能だろう。
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☆ 今日のこぼれ話☆
特にローソンは、傘下のローソンHMVと一緒に出店するなど、コンビニの進化に熱心ですね。
ただ、アイテムが増えるほど在庫も増えるので、売れ行きが悪ければ多くの不良在庫を抱える可能性もあります。
新しいコンビニがどこまで成功するのか楽しみです。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓
隆夫良太郎様
このページも興味新進です。
一度お会いしたいです。
鈴木さん
コメントありがとうございます。
もしよろしければ、お問い合わせフォームからご用件をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
高尾