セブンイレブンが狙うチルドスイーツの新しいニーズとは?
By COG LOG LAB.
またまた日経MJからですが、昨日の日経MJにコンビニスイーツに関する興味深い記事がありました。
セブン―イレブン・ジャパンはチルド(冷蔵)販売するPB(プライベートブランド)和洋菓子を刷新し15日から売り出す。6月末までに全店の75%の1万 500店で独立した陳列ケースを設ける。メーカーに依頼して生産体制も増強。2013年2月期に売上高約600億円と前期比5割増を狙う。女性客を狙いス イーツを強化するローソンなどに対抗する。(日経MJより 日本経済新聞電子版の記事)
このチルドPB和洋菓子で真っ先に思いつくのが、ローソンのプレミアムロールケーキ。最近ローソンに行ったところ、このプレミアムロールケーキにいろんなバージョンがあることを発見しました。それだけ売れているということでしょう。この拡大市場に力を入れるために、セブンイレブンは増産体制を整えるようです。
面白いのは、
売れ筋上位3商品は、手土産需要に対応し包装への価格印字をやめる。(日経MJより)
という点。
モノを購入する時、
◯自分用
◯贈答用
の用途に分けることができます。用途とはニーズと捉えることもできます。自分用ニーズとは、その名の通り自分で使うために購入するということ。贈答用ニーズとは、誕生日プレゼントやバレンタインデーの贈り物、帰省の手土産など。贈答用という新しいニーズにセブンイレブンは注目し、
従来のコンビニチルドスイーツ=自分用
↓
今後のコンビニチルドスイーツ=自分用+贈答用
を目指しています。新しいニーズに対応するので、市場が拡大することになります。セブンイレブンは、この拡大する市場に注目し、
2012年2月期 300億円
2013年2月期 600億円
中長期 1000億円
のように、PBチルドスイーツの売上を3倍以上に拡大させるようです。
セブンイレブンが贈答用ニーズに対応すると、ローソン・ファミリマートなど競合企業も追随することでしょう。ちょっとした手土産にコンビニのチルドスイーツを選ぶ、という購入シーンが定着するかもしれません。
☆ 今日のまとめ☆
セブンイレブンは、PBのチルドスイーツの増産体制を整える。
この背景には、これまで逃していた贈答ニーズの存在がある。
新しいニーズに対応することで、市場拡大を目指す。
今後、手土産にコンビニチルドスイーツを選ぶ人が増えるかもしれない。
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☆ 今日のこぼれ話☆
コンビニスイーツは滅多に購入しませんが、パッケージを見るだけでも美味しそう。
会社帰りにコンビニスイーツを買って帰る男性サラリーマンの姿を、よく目にします。
手土産需要が本格化すれば、有名パティシエ監修のスイーツも増えるかもしれませんね。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓
初めまして2年前から自分用=手土産用スイーツに拘っています。一度お会いしたいてす。
兵庫県は遠すぎます。