カインズ・スマートフォンアプリのQUEMA、チラシの制約を解決する仕組みとは?
先日、日経新聞朝刊にカインズのチラシが入っていました。ほぼ毎週水曜日、カインズのチラシが折り込まれているので、特に驚きはありません。しかし、そのチラシをパッと見たところ、大きな驚きがありました。
その驚きとは、
スマートフォンでチラシが動く
仕組みを組み入れている点。詳しくは、QUEMAというアプリを使って、特定商品のコードを読み取れば、動画が見られるという仕組みです。
従来での広告にもウェブに誘導する仕組みはありました。しかし、それは、
詳しい説明を文章で受けられる
というもの。文章を読む手間が必要で、さらにその説明もかなり曖昧なものです。一方、カインズのチラシでは、
◯チラシが動く=動画を見られる→読む手間は必要ではない、ただ見るだけ
◯機能性を確かめることができる
という特徴なので、CMを見る感覚に近く、そのハードルは文章を読むことに比べてかなり低いと言えます。
実際、今回のチラシ掲載商品の中で、QUEMAを使える商品は、
16本骨ダブルフェイス手開き傘→雨の日が待ち遠しくなる色。
24本骨手開き傘→強風に強く、曲げても折れにくい。
自動開閉折りたたみ傘→「開く」「閉じる」がワンタッチ。
高さ調整ができる外から見えにくい玄関用網戸→自然の風を取り入れよう。
※ 商品名→キャッチフレーズ
で、機能性を売りに商品にしている商品ばかり。機能性を、チラシという小さなスペースで、文章と画像だけで説明するのはかなり困難です。一方、動画を使えば、スペースの制約を受けない上に、文章・画像だけよりも容易にその良さを伝えることができます。
このチラシからQUEMAアプリの動画へのアクセスが何人・何回あったかを、カインズは測定することだと思います。その測定値をもとに計算した費用対効果が高ければ、カインズはこのアプリ活用を継続することでしょう。
カインズだけにとどまらず、今後
チラシで動画を見られる
ことが当たり前になるかもしれません。
☆ 今日のまとめ☆
今週のカインズのチラシでは、QUEMAというアプリを使って、チラシから動画にアクセスできる仕組みを採用していた。
動画を使うことにより、文章・画像だけでは説明しにくい機能性商品の良さをわかりやすく伝えることができる。
また、単に文章主体のウェブに誘導するより、動画の方がストレスなくその商品のことを知ることが出来る。
QUEMA活用の費用対効果が高ければ、チラシで動画を見られることが当たり前になるかもしれない。
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☆ 今日のこぼれ話☆
カインズのチラシは、いろいろと勉強になります。
非上場なのでその業績はわかりませんが、店舗・チラシを見る限り、他のホームセンターとは大きく異なります。
カインズの凄さについては、また今度取り上げたいと思います。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓