SAKE市場グランマルシェ、集客に寄与しないチラシの役割とは?
先日行ったSAKE市場グランマルシェで、もう一つ発見したことがありました。それは、店頭にあったチラシから。
このチラシ、箱のなかに入った状態で入り口にありました。以前大きな失敗(クーポン価格が適用されなかっただけですが)をしたので、今回は入る時に手に入れました。今回のチラシでは、クーポン価格と店頭価格が同じであったので、私のような体験をした来店客からクレームがあったのかもしれません。
ただ、チラシをよく見ると、どんなチラシにも掲載されているモノがないんです。それは、
チラシが適用される店舗名と連絡先(住所・電話番号など)。
「SAKE市場グランマルシェ」のロゴは入っているのですが、このチラシの値段で商品を買える店舗名(「◯◯店」という表示)がありません。この2つの情報は、スーパーはもちろん、リフォーム店だろうが銀行だろうが、どんなチラシにも掲載されています。それがないんです。このことから、このチラシが
店舗への集客を目的
としたチラシでないことがわかります。そこで、私はピンと来ました。このチラシは、
店内プロモーション用
なのです。つまり、このチラシの目的は、
特売している商品やその他お店が売りたい商品を伝える
ことなのです。売り場を見ればこれらの情報は一目瞭然なのですが、来店客がすべての売り場を見てくれるわけではありません。いやいや、ほとんどのお客さんは、欲しい商品や面白そうな商品、そして目についた商品がある売り場にしか訪れてくれません。お店が思っているほど、売り場を見ていないものです。
さらに、このSAKE市場グランマルシェは、どちらかというと売り場の広いお店。だから、お客さんは、より必要な売り場にしか行ってくれない可能性が高まります。
この
お客さんが店内を回遊してくれない
現象は、意外に増えているのではないでしょうか。そう思うのは、
ネット通販・コンビニ・デパ地下など、食料品・酒類を購入できる場所が増えているから
です。購入する商品カテゴリーで、お店を使い分けている人も多いかもしれません。例えば、
ヨーグルト・牛乳→コンビニ
ワイン→デパ地下
水・米→ネット通販
野菜・鮮魚・精肉・その他→スーパー
というお店の使い分けをすることは、十分考えられます。使い分けをする時間が余分にかかることを考えると、各小売店での滞在時間が短くなってもおかしくありません。
このように、来店客は思ったほど店内を回遊してくれないと考えると、SAKE市場グランマルシェのような店内販促用のチラシは、お店が伝えたい情報を回遊しないお客さんにも伝えてくれる大きな役割を果たしてくれます。もちろん、集客用の折り込みチラシ・ポスティングチラシを、店内販促用に使うことも可能です。
逆に考えると、店内を十分回遊しない、回遊できない来店客用に、本日の売り場情報がわかる媒体が必要とされるかもしれません。その媒体で、特売だけでなく、新規仕入商品やメニュー提案をすれば、価格に頼らない販促も可能になるかと思います。
☆ 今日のまとめ☆
SAKE市場グランマルシェの店頭にあったチラシは、集客用ではなく店内販促用に作られている。
お店の使い分けをする消費者が増えていることを考えると、お店が思ったほど来店客は店内を回遊していないのではないか。
ならば、回遊しないまたは回遊できない来店客に、お店が伝えたい情報を伝えてくれる媒体は、売上に大きく貢献するかもしれない。
アメリカのビジネス最新事情メルマガ
今飲んでいるワインのこと知っていますか?
WSJメルマガからスピンアウトした英単語サイトです。
Twitterやっています
FaceBookはほぼ引退しました
Tumblr本格的に始めました
☆ 今日のこぼれ話☆
ちなみに、今回見たチラシは、7/13~7/22の世界のビールフェアがメインでしたので、再来店を促す役割もあります。
ただ、お店に行ったのが7/1でしたが、ビールフェアの掲載商品は掲載価格で販売されていました。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓