コストコのホールグレインローフ、安さ・美味しさ以外の魅力とは?
コストコでいつも買うのが、ホールグレインローフ。2本入っている、雑穀入りのパンです。ただし、いつも販売されているわけではありません。その理由はわかりませんが、おそらく、原材料コストの関係でしょうか。コストが上がると、同じ価格で販売できないからです。また、飽きを回避することも考えられます。いずれにせよ、いつもあるとは限らない商品なので、ある時はいつも購入しています。
ホールグレインローフの一番の魅力は、その価格。2本入って599円。決して安いパンではありませんが、雑穀入りのパンでこの価格は、通常のパン屋さんでは見たことがありません。1本599円でも十分ありえる価格です。だから、通常価格の半額とも表現できます。
二番目の魅力は、美味しさ。バターを塗っただけで食べられます。先ほど雑穀と表現しましたが、原材料表示をよく見ると、全粒粉麦粉やライ麦粉などが入っています。だから、パン自体に味が出るのです。私はバターを塗りますが、バターなしでも十分食べられる美味しさです。
この2点の理由で、これまで購入してきたのですが、今回新たな発見がありました。それは、
よくわからない原材料が使われていない
という点です。ちなみに、ホールグレインローフの原材料を列挙すると、以下のようになります。
【ホールグレインローフの原材料】
小麦粉
全粒粉麦粉
ライ麦粉
大麦麦芽粉
アワ
亜麻
イースト
ヒマワリの種
食塩
麦芽パウダー
蜂蜜
コーンミール
オート麦
コーン
ライ麦
大豆
大麦
通常の食パンによく含まれる、ショートニング・乳化剤・イーストフードなど。このようなブログもありますが、これらの原材料(添加物という表現の方がいいかもしれないですが)が体に良いのか悪いのかはわかりません。ただ、少なくとも、よくわからない原材料を不安に思う人は多いのではないでしょうか。特に、最近はトランス脂肪酸の危険視する傾向が強いので、知らない原材料を不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
そういう点では、このホールグレインローフは、ほぼ知っている原材料ばかり。こういう安心感も、ホールグレインローフの魅力の一つだと思います。
ということは、安心感を与える原材料を使うことで、価格・美味しさ以外の差別化が可能ということでもあります。
☆ 今日のまとめ☆
ホールグレインローフの魅力は、価格・美味しさ以外に原材料のわかりやすさがある。
知っている原材料を使うことで、消費者に安心感を与えることができるので、原材料で差別化することは可能だろう。
マーケティング・ビジネスのヒントに関するブログも書いています
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
原材料を気にし出すと、安い食パンにはなかなか手を出せなくなります。
安いということは、何かしら理由があるのですね。
☆サイゼリア創業者 正垣泰彦の言葉☆
「40代以上のお客様の特徴は、4つ。
- 価格にシビアでお値打ち感を求めている
- 最適な量を食べたい
- カロリーや塩分、糖分、脂肪分が低いヘルスフードを求めている
- 料理やお酒を自分で組み合わせて食べるコーディネートを好む」
(『おいしいから売れるのではない 売れているから美味しい料理だ』より)
※創業者・経営者・商売人の心に残る言葉、元気になる言葉を紹介しています。