【351号】Gilt創業者のモバイル広告市場に否定的な意見、その理由とは。

◎本日のニュース

1)見出し

Are Mobile Ads the Next Big Thing? Maybe Not

2)要約
ネット広告企業ダブルクリックの前CEOで、ギルトを創業した
ケビンライアン氏によると、アップルやグーグルが力を
注いでいるモバイル広告は、

それほど大きな市場にならないという。

その理由は、携帯端末に配信された広告が、
実際の購入につながる仕組みが整っていないからという。

実際、2009年には7億6000万ドルに伸びると期待された
モバイル広告市場は、4億1600万ドルにとどまっている。

一方、時間限定セールを行うギルトでは、
最近発売されたipadとiphone経由での売上が約10%に
達しているという。

また、モバイルのみの販促も行うなど、
モバイル経由での販売を強化している。

3)キーとなる英文
Mr. Ryan said the lack of compelling advertising on phones
doesn’t mean that mobile content itself isn’t important,
though, or that subscriptions and other pricing models for
mobile content wouldn’t work.

4)キーとなる英文の和訳
ライアン氏の話によると、携帯端末上の魅力ある広告がないことは、
モバイルコンテンツ自体が重要でないということを表しているのではなく、
モバイルコンテンツの購入やその他価格設定モデルが機能していないことを
意味しているという。

5)気になる単語・表現
compelling      形容詞     強制的な、人を引きつける
subscription    名詞      購読、予約購入

*meanの目的語は、that mobile ~importantとthat subscription~work。
doesn’t A文 or B文で、「A文ではなく、B文」という意味。

6)今日のヒント
世間では、モバイル市場が今後大きな市場に成長すると言われており、
今回の記事はそれを否定するタイトルであったので、取り上げた。

しかし、最後まで読んでみると、Giltの宣伝のように
聞こえないでもない。

アメリカでモバイル市場が期待ほど成長しないのは、
モバイル機器よりもパソコンの方が普及しているからだろう。

アルファベットを使う欧米では、昔からタイプライターを打つ文化があり、
パソコンが抵抗なく受け入れられた。
(さらに、パソコンが開発されたのがアメリカというのも、パソコン普及の大きな要因だろう。)

日本に目を転じてみると、タイプライターなんて学者でも
無い限り使われておらず、いまだパソコンを持っていない世帯も山ほどある。

一方で、携帯電話の普及は凄まじく、
今では塾通いの小学生はみんな持っているぐらいだ。

つまり、パソコンよりも携帯電話の方が持っている人が多いために、
広告を含めたモバイル市場は今後大きく伸びると期待され、
実際そのようになりつつある。

同じことは、アジアにも当てはまる。

よって、Giltのライアン氏の読みは、欧米には当てはまるが、
アジア諸国には当てはまらないのではないか。

しかしながら、ライアン氏のモバイル広告が実際の売上に
結びついていないという考えには一理あり。

楽天などのECセミナーに行くと、携帯電話経由のネット通販売上が
凄まじい勢いで伸びていると宣伝されているが、携帯サイトで
購入する層は比較的若い層。

高齢層は、携帯サイトは見ても、あの小さな画面を見てモノを
買う=お金を支払うのに躊躇する人は多いだろう。

それは、モノやサービスを選択する上で必要な情報が不足していたり、
クレジットカード番号を入力するのに不安を感じたり、するから。

ならば、情報を拡充して、セキュリティーを担保して、
もっと見やすくすれば、高齢層の利用も増えるように思える。

これらのハードルをクリアできる、ipadに期待したい。

***************************
《今回のヒントのまとめ》
▼Giltのライアン氏によると、アップルやグーグルが力を
入れるモバイル広告は、今後それほど成長しないという。

▼それは、モバイル広告を見て購入するという
仕組みが整っていないから。

▼モバイル機器よりもパソコンが普及している
欧米には成り立つが、携帯電話の普及がパソコンを
圧倒するアジアでは、モバイル市場は今後大変有望である。

▼ただし、小さな画面から少ない情報で商品を選択肢し、
クレジットカード番号を入力することに不安を感じる人(特に高齢者)も多い。

▼これらのハードルをクリアし、使いやすければモバイル市場は
もっと拡大するだろう。その一助に、ipadが寄与するかもしれない。
***************************

6)おすすめ商品・サービス

◎インフォ麺ション⇒昨日訪問者は18名。↑

麺の口コミ・情報サイトです。
最新の掲載商品は、
4901071227463 エースコック どっさり野菜 鶏だししょうゆラーメン 63g
です。
インフォ麺ション
⇒ http://blog.livedoor.jp/informention

編集後記
こんばんは、高尾です。
今週の週刊ダイヤモンドは、アップル特集。
ipadはもちろん、アップルの経営戦略が詳しく
解説されているらしいです。
ちなみに、この情報を知ったのは、twitterから。
twitterの情報から、今週号を買う人も
多いのではないでしょうか。
今後、twitterがビジネスにつながる=利益をもたらす事例が
どんどん出てくると思います。
まだの方は、始められてはどうですか?
(下の私のツイッターページからIDを取得できます。もちろん、無料ですよ。)
高尾亮太朗のツイッター⇒ http://twitter.com/ryotarotakao
高尾亮太朗の公式サイト⇒ http://ryotarotakao.com
今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感謝・感謝・感謝です!

ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。
⇒ tryotaro1975@aol.com

メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。

私もごく少ない部数の時に、
いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、
今回は私が恩返しします!

メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら
⇒ tryotaro1975@aol.com

今日の反省などについては、このブログを
⇒ http://ameblo.jp/caferics/

メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、
できればコメントお願いします。
http://wsj.jugem.jp/

当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの
ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、
補償はいたしかねますので、ご了承ください。

また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると
思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える
ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です