日本酒のラベルを見て大いに驚いた、その理由とは?
(from flickr)
今週の月曜日、御影クラッセの阪急オアシスに行きました。特に用事がなかったのですが、たまたま、車で阪神御影近辺を走ったので、いつもの視察をすることに。阪急オアシスは、特売品は価格はとびきり安いのですが、その他の商品はそれほど安くはありません。少なくとも、安さで勝負をしているお店ではないため、売り方などはとても勉強になります。
今回目を付けたのが、日本酒売り場。それほど大きくなく、通常のスーパーと同じぐらいでしょうか。(ちなみにワイン売り場は、阪神百貨店のデパ地下の売り場を引き継いでいるのか、ボリュームのある売り場になっています。)一応、低価格品から高付加価値品まで商品を見たのですが、比較的価格の高い商品を手にとって見たところ、あることを発見しました。それは、
商品説明がほとんどない
ということです。
比較的価格が高いと言っても、それはユニットプライスのこと。つまり、容量の大きな商品とは価格はさほど変わらないのですが、容量は少ない。そのため、瓶に貼られるラベル(紙の部分)の面積が小さくなります。商品名・一括表示・メーカー名などを記載すると、もういっぱいなんです。(実際には記載できるスペースはあるのですが、デザイン上そのスペースに文字を印字することは難しい)だからか、商品説明がほとんどありません。
陳列されている棚に商品説明が書かれたPOPがあればいいのですが、日本酒売り場に並ぶ商品は多品種で、所狭しと並べられており、商品説明を書くほど大きなPOPを設置することもできない。恐らく、日本酒メーカーとしては、この比較的高い商品に関して、いろいろ消費者に伝えたいことがあるのでしょう。デパ地下で試飲販売をする店員さん(メーカーの販売員さん)が、熱心に商品について説明する姿を見ると、商品に対する思いがとても大きいことが理解できます。
もちろん、ラベルには、「大吟醸」「純米酒」やら日本酒度など書かれてありますが、日本酒の知識を持った限られた人しか、その用語を読み解くことはできないでしょう。日本酒売り場に、日本酒独特の用語を説明した大きいPOPがあればいいのですが、あまり目にしたことはありません。(同じことは、ワイン売り場にも言えます。)このような用語が羅列されていても、「今夜、日本酒でも飲もうか。」と思った消費者は、何のことやら理解できず、商品選択に迷ってしまい、結局いつものビールに戻ってしまうような気がします。
押し付けがましい広告を受け付けない消費者も、自分が求める情報については欲しいもの。その情報があれば、自分が求めていた商品に近づけるからです。物理的なスペースの問題が解決されれば、商品に関する説明が欲しい消費者と、商品に掛ける思いを知らせたいメーカーとの距離が、短くなるように思えます。
☆今日のまとめ☆
ユニットプライスの高い高付加価値の日本酒は、ラベルに商品説明が掲載されていない商品が多い。
これは、容量が少なくなるゆえ、ラベルの面積が小さくなり、スペースが限られるからである。
しかし、日本酒メーカーは、高付加価値ゆえ、商品に掛ける思いを消費者に知らせたい気持ちは強い。
一方、消費者も、自分の商品選択に役立つ情報は欲しいと考える。
スペースの問題を解決すれば、日本酒メーカーと消費者との距離が短くなると思う。
☆昨日のこぼれ話☆
週末に友人の結婚式に出席するのですが、そのお祝いを御影高杉に買いに行きました。
そこで、今週末に神戸で行われるスイーツのイベントのチラシを見付けました。
このイベントについては、全く知らなかったのですが、ケーキ好きでも知らない人は多いのではないでしょうか。
イベントそれぞれの公式サイトはあるのですが、それをまとめたサイトって意外にないもの。
あれば、もっと需要が広がると思うのですが・・・
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓
◎部屋や家の掃除をする→☓