吉野屋が本当に売りたいのは480円丼ではない?
またまた、吉野屋の話題です。前回、意味深な終わり方をしたのですが、実は480円丼の看板の横に、メニュー全体の看板があったのです。そこに、あまり目にしたことのない商品を発見しました。
その商品とは、
です。
この商品が新商品かどうかは、知りません。ただ、吉野屋の店外看板やメニューをよくチェックしている私からすると、あまり目にしたことない商品なのは間違いありません。既存品だったとしても、あまり目立たない商品だったと思います。
吉野屋が牛ねぎ玉丼の販売に力を入れていることは、メニュー表の位置からわかります。メイン商品である牛丼の隣に掲載しているのです。目立つ場所に置いたということは、それだけ売りたいという証拠です。
しかも、牛ねぎ玉丼の価格は、牛丼よりも100円高い380円。焼鳥つくね丼などの期間限定商品と同じ価格だと思います。つまり、吉野屋ユーザーにとっては、さほどハードルの高くない価格なのです。380円で牛ねぎ玉丼を販売することにより、次のようなシチュエーションが期待できます。
【吉野屋が狙う牛ねぎ玉丼が売れるシチュエーション】
「牛丼は飽きたけど、牛カルビ丼は少し高いなぁ」→「牛ねぎ玉丼にしよう」
このシチュエーションが起こることで、吉野屋は念願の客単価を引き上げることができるのです。つまり、
牛ねぎ玉丼は客単価向上のための秘密兵器
ということになります。
480円丼の話題性で集客し、牛ねぎ玉丼で客単価を引き上げようというシナリオなのかもしれません。
☆今日のまとめ☆
吉野屋が本当に売りたいのは、480円丼ではなく380円の牛ねぎ玉丼ではないか。
メニュー表でも目立つ場所に置き、期間限定品と同じ見慣れた価格なので、牛丼を飽きた顧客の注文が期待できる。
その結果、客単価を引き上げることができる。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
480円丼よりも、牛ねぎ玉丼の方がヘルシーに見えました。
しかし、公式サイトを見ると、並で786キロカロリー。
ちなみに、牛丼並盛は、674キロカロリー。
牛丼は高カロリーなのですね。