モノクロ版ロイヤルホストChris Guy

7/6付の週刊ダイヤモンドでは、食ビジネスが特集されています。そこで学んだことをまとめると、次のようになります。

【週刊ダイヤモンドの食ビジネス特集から学んだこと】

[1]      飲食店の客数減は、回数減が原因。

[2]      回数を減らすが、より美味しいものを食べたいというニーズは強い。

[3]      飲みに行くのではなく、食べに行くついでに飲む人が多い。

[4]      外食チェーンで顧客を女性・中高年層にシフトできた企業は、業績を伸ばしている。

1について、外食チェーンのみならず、店舗ビジネスで客数が伸び悩んでいる企業は多いように感じます。この要因として、人口減少を考えていましたが、それだけでは模様。外食する機会自体を減らしていると、週刊ダイヤモンドは述べています。これには、納得です。というのも、中食・内食のクオリティが高くなったため、外食店との料理品質の違いが小さくなったと、考えるからです。また、料理の品質だけではなく、利便性が向上したことも大きな影響を与えているのではないでしょうか。従来は自宅で調理するのが面倒な時に外食していたものの、今ではコンビニで弁当を買ったり冷凍食品で済ませたりする人が増えているのではないか、と思うのです。コンビニ弁当や冷凍食品のクオリティが向上したために、わざわざ外食するよりも、買って自宅で食べた方がより時短になります。時短という利便性を重要視する人が増えれば、外食する機会が減っても不思議ではありません。

2について、美味しいものとは、中食や内食では味わえない美味しさです。このニーズが強まったために、高級フレンチのひらまつや高級料理を格安で食べられる立ち飲み店「俺の○○」が人気なのでしょう。逆に言えば、中食や内食と差別化できていないからこそ、居酒屋チェーンが苦戦しているのかもしれません。

3について、週刊ダイヤモンドでは、食べたついでに飲むニーズを捉えた中華料理チェーン・日高屋の好調ぶりを伝えています。同じことが、平日でも行列ができる定食屋・やよい軒にも言えそうです。やよい軒では、なんと生ビールが250円(9月末までの期間限定)で飲めるのです。食事をしながら、ちょっと飲めるというニーズを、やよい軒は捉えています。ちなみに、日高屋は、餃子などの一品物と生ビールを居酒屋チェーンの半額以下で楽しめるということで、低価格が受けているそうです。「飲み」よりも「食べ」に重点が置かれると、低価格だけが魅力の居酒屋は大変しんどくなります。消費者の「食べ」の期待に応じられる料理が、必須になるのでしょう。

4について、より高い可処分所得や消費意欲を持つ女性やシニア層に向けたメニューを打ち出しているところが、好調とのこと。キーワードは、健康と美容です。例えば、ファミリレストランのロイヤルホスト。こちらの月次実績を見ると、客数・客単価とも前年比プラスで推移していることがわかるかと思います。もちろん、既存店売上高もプラスになります。1の客数減少が日常化している外食業界で、客数が伸びていることは注目に値します。既存店売上高はマイナスなものの、コンビニも女性・シニアシフトに成功した業界になります。逆に、若者がメインターゲットであるマクドナルドの業績が低迷しているのも、納得できます。

もちろん、これらはマクロのことであり、ミクロを見れば、逆張りで成功している店舗もあります。しかし、この大きな流れを念頭に置かないと、競合に出し抜けれることになります。

☆今日のまとめ☆

外食業界では大きな変化が起きている。

それは、外食機会を減少による客数減、より美味しいもの食べたいという消費者ニーズ、女性・シニアシフトの重要性である。

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☆    今日のこぼれ話☆

女性・シニアシフトを考えると、ファストフードチェーンでこの流れに沿っている企業は、ないような気がします。