JR大阪三越伊勢丹のギフト解体セールで見つけた福袋とは?

福袋 by courtesy of Bert Kimura

※JR大阪三越伊勢丹のギフト解体セールでの福袋ではありません。

前回に引き続き、年始に行われたJR大阪三越伊勢丹でのギフト解体セールでのこと。とある福袋を発見しました。ギフト解体セールで福袋を見つけたのは、初めてのことかもしれません。その福袋とは、

 

レトルトカレーの福袋

 

です。

 

このレトルトカレーがギフト解体品なのかどうかはわかりません。スーパーで一袋500円ほどで販売されている、こだわりレトルトカレーです。この福袋の存在理由は、すぐにわかりました。それは、

 

ブランド価値を下げずに処分できる販売手法だから

 

です。単価300円以上するレトルトカレーは、100円未満の商品が存在するレトルトカレー業界の中では、高額商品。価格で購入する人はほとんどいません。大抵の人が、手軽に美味しそうなカレーが楽しめるから、という理由で購入します。ただ、高額だけあって、それほど数量が売れるわけではありません。一方で、工業品なので、一回のロットでそれなりの数量が生産されます。そのため、大量に売れ残るリスクが生じるのです。

 

売れ残れば、処分販売でもして現金化する必要があるのですが、半額にしてもそう売れるものではありません。というのも、価格を下げれば、100円未満のレトルトカレーが比較対象になり兼ねず、割安感が出にくいからです。さらに、大幅に価格を下げれば、売れていない商品=美味しくない可能性の高い商品と認識され、そのブランド価値を下げる恐れがあります。これら二つの懸念を払拭してくれるのが、福袋という販売手法なのです。

 

【福袋という販売手法のメリット】

[1]まとめ売りのため、中身の商品数をさばける(販売数量を増やせる)

[2]まとめ売りのため、割安感を出す一方で、中身の価格を下げずに済むので、ブランド価値は維持できる

 

このメリットに、ギフト解体セールという高い集客力が加わることで、さらなる販売個数の上乗せが期待できるようになります。ギフト解体セール会場で、単価の高い食品の福袋が販売されることが、今後増えるかもしれません。

 

☆今日のまとめ☆

福袋は、単価の高い商品の処分売りに最適ではないか。

その理由は、まとめ売りのために数が捌け、さらに一個あたりの価格を下げないので、割安感を出す一方でブランド価値を維持できるからである。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

年末年始にBSジャパンで放映されていた24を一部見損なったので、レンタルで見ました。

24は一度見だすと止まりませんね。

他のシリーズも見たくなるほどです。

 

 

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