JR大阪三越伊勢丹のサロン・ド・ショコラ

実際に販売実績を調べたわけではないのですが、集客数や商品受け渡し数から、売れる商品の特徴が何となくわかりました。

ちなみに、有名パティシエ(ショコラティエ)の商品が売れているわけではありません。どちらかというと、飽きが来ているという印象を受けました。というのも、複数の百貨店に出店しているブランドが多く、希少性が薄れているからです。海外ブランドの中には、集客に苦労するものの、かといって呼び込みや試食を盛大に行えばブランド価値が毀損される恐れもあり、どうすることもできずひっそり営業を続けるブランドもあったほどです。

【2014年梅田百貨店バレンタイン催事で売れる商品の共通点】

[1]見た目が可愛らしい

[2]小分けされていて、一個あたりが割安

[3]老舗ブランド

1は、見た目が可愛らしいなど、外見が特徴的なチョコが売れている印象を受けました。例えば、大丸のゴンチャロフ・プチデザートアラモード。ミニチュアのスイーツの形をしたチョコで、見ているだけで楽しくなります。見た目のいい商品が売れる要因は、バレンタイン商品の品質が総じて底上げされているからではないでしょうか。モロゾフやゴンチャロフなど、比較的大量生産型のブランド商品も美味しくなり、有名パティシエの商品とそう遜色が無くなったのかもしれません。ならば、外見で楽しめる方が、面白いし、喜んでもらえます。こういう心理が働いているように感じました。

2は、会社の同僚向けや家族用の需要であり、贈る事自体が重要で、いかに低コストに済ませるかに重点を置いたニーズです。このニーズにとって、1000円以上の有名パティシエの商品は購入リストに載りません。小分けされていることが第一条件で、その次にコストやブランドが来ます。Uguis Ballには、この需要を取り込める潜在力はありましたが、割安感を感じにくい価格・商品設計だったために、なかなか売れていなかったのではないでしょうか。

3は、知らない有名パティシエの商品は素通りする一方で、ゴディバやルタオ・ロイスなどの老舗チョコレートブランドは、売れているように感じました。わざわざ海外からパティシエ本人が来店していても、知名度の低さなのか、集客に苦労している海外ブランドがあったほどです。老舗が売れるのは、その安心感でしょうか。消費者の失敗したくない心理が依然強いことを、物語っています。

試食を積極的に行っているブランドは、集客には成功するものの、必ずしもそれが売上につながっておらず、逆に試食はさほどしなくても、お客さんで賑わうブランドは、さらにお客さんを呼びこむことになります。可愛らしい商品や小分け用商品、そして老舗ブランドの商品に売上が集中していたとすれば、採算割れのブランドが昨年よりも増えている可能性があります。

いずれにせよ、美味しいから売れているというのではないようです。今の消費者に販売するには、美味しいのは当たり前、美味しいプラスαの価値を訴求する必要がありそうです。

☆今日のまとめ☆

梅田の百貨店のバレンタイン催事で売れている商品の共通点は、「見た目が可愛らしい」「一個あたりの価格が低い小分け商品」「老舗ブランド」ではないか。

売れるには、美味しいプラスαが必要になる。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

孫を連れたおばあちゃんがたくさん買っている姿が、印象的でした。

バレンタインで売上を稼ぐには、シニアをターゲットにした方がいいかもしれません。

競争も比較的緩そうですし。