スーパーのレジby courtesy of Timothy Takemoto

先日、JR摂津本山駅周辺を歩いたのですが、そこにとても繁盛する小型スーパーがあります。店舗面積は、コンビニほどの小型店。しかし、人でごった返しており、店内は移動するのも難しいほど。

この小型スーパーが栄えているのは、生鮮品が安いから。店頭に段ボールのまま並べてあるのですが、野菜の直売所並みに安いために、野菜に引き寄せられてどんどん人が店に集まります。割安感のある野菜で集客して、加工食品や総菜・酒類で利益を取るというビジネスモデルでしょうか。恐らく、野菜でも利益は確保しているとは思いますが。

このスーパーで思いがけない光景を目にしました。それは、レジ係が商品を袋に入れるまで行っているという光景です。すべての購入客に対して行っているサービスではないですが、買い物点数が少数の場合は、レジ袋を渡すだけでなく、入れるまで行っていました。

この光景を見た当初は、そのようなサービスを行う理由が全く理解できませんでした。というのも、小型スーパーのためレジの台数が2台しかなく、一方で店内は来店客で混み合っているからです。もちろん、行列もできているので、レジ袋に商品を入れるよりも、会計を優先した方が明らかに効率はいいに決まっています。では、なぜレジ袋に入れるというサービスを行っているのでしょうか。

それは、サッカ台が少なく、しかもそのスペースも小さいからではないでしょうか。レジ袋を渡すだけで、入れる作業を客任せにすれば、サッカ台が混み合うことになります。その結果、いくらレジでの会計スピードを高めても、お客さんが回転せず、挙句の果てに会計すらできない状態になりかねません。

そこで、買い物点数が少ない場合、お客さんが現金を出す間に、商品をレジ袋に入れているのです。そうすれば、そのお客さんは、サッカ台を利用する必要がなくなり、サッカ台の混雑を回避できます。しかも、そのまま退店するので、店内の混雑した雰囲気が緩和され、来店客が増えることも期待できます。

スーパー業界では、コンビニに対抗するために、立地のいい小型スーパーの開発が積極的に行われています。ただし、単に面積を小型化すればいいのではなく、需要の高まる時間帯にいかに混雑を回避できるかが、より重要となります。レジでの行列やサッカ台の混雑回避は、必須になるのではないでしょうか。

☆今日のまとめ☆

商品をレジ袋に入れるというサービスを行うのは、数少ないサッカ台の混雑を回避するためではないか。

小型スーパーでは、需要の高まる時間帯の混雑をいかに回避するかが、重要となるだろう。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

摂津本山近辺は、さほどスーパーはありませんが、少し離れると大型店がひしめき合っており、かなり競争が激しいことで有名です。

あそこまで野菜が安いと、わざわざ大型店に行かない人も多いのでしょうね。