お中元

 

先日、梅田の阪神・阪急のギフト解体セールを視察しました。日はお盆休みも終わりつつある8月16日。理由はわかりませんが、阪神・阪急とも同時期にギフト解体セールを実施。規模に優る阪神の方に集客数は軍配が上がっていましたが、客層自体がそもそも違いますね。阪急の方がより価値重視であり、阪神の方がより価格重視な顧客が多いという印象でしょうか。

 

集客数がより多かったのが阪神。梅田の各百貨店は、通常よりも来店客が少ない状態でしたが、阪神のギフト解体セールは結構な混み様でした。まるで、市場のような活気であり、物産展などのイベントのような楽しい空気が、会場に漂っていました。この

 

活気があるイベントのような楽しい空気

 

こそ、消費にとって重要です。周りの勢いでついついカゴに商品を入れてしまっている来店客も多かったようです。(ギフト解体セールは、基本カゴに自分で商品を入れて、合同レジで精算します。)だから、阪急よりも阪神の方が、購買意欲が高まりやすいと言えます。集客数がイベント性を高め、購買意欲を高めるために、売上が伸びるという理屈です。

 

また、一般的にギフト解体セールに期待するのは、

 

良い物が安く手に入る

 

という点です。贈答品だから、変な商品を詰めるメーカー・企業はいないはず。どちらかと言えば、品質の高い商品が選ばれるので、ギフト解体セールでは、いい商品が割安で手に入る。そう考えて来店する人がほとんどではないでしょうか。だから、そう値引きせずとも、結構売れているようです。もちろん、ギフトの定価よりも安く販売されていますが、スーパーの特売と比べれば少し高いというのが現実でしょうか。それでも売れるのが、ギフト解体セールの不思議な点です。

 

恐らく、先述のイベント性がスーパー特売価との比較を難しくし、その結果、少しでも割安に感じれば買ってしまうのでしょう。

 

このようなギフト解体セールの特徴をまとめると、その販路の凄さ・素敵さを実感できます。

 

【ギフト解体セールの特徴】

[1]イベント性の高さ→購買意欲が高まりやすい

[2]良い物が割安に手に入る→あまり値下げしなくても売れる

 

1によって販売数量が伸びやすくなり、2によって販売単価を維持できるのです。つまり、ギフト解体セールは、そう値下げせず、適正な価格で売れる販路・販売機会なのです。だからでしょうか、明らかにギフト商品ではない加工食品(例えばバターやチーズなど)も、この販売機会を利用したいがごとく、販売されています。恐らく、価格をある程度維持しながらも売れる利益率の高い販路として百貨店側が認識し、ギフト品以外の商品を厳選しているのでしょう。逆にメーカー側も、この魅力的な販路を注目しているのかもしれません。

 

ちなみに、消費者にとってのスーパーと比較すると、その違いは一目瞭然。

 

【ギフト解体セール⇔スーパーの違い】

[1]イベント性が高く購買意欲が高まりやすい(買わないと損)⇔生活必需品の補充の場(厳選して買わないと損)

[2]良いものが割安で手に入る(品質重視)⇔割安で手に入る(価格重視)

 

ギフト解体セールには、単価引き上げのヒントが隠されているようです。

 

☆今日のまとめ☆

ギフト解体セールは、高いイベント性があり、購買意欲を高めやすい。よって、スーパーよりも販売数量は高まりやすい。

また、良いものが割安で手に入るという認識が強いために、スーパーほど値下げしなくても売れる。よって、利益率が高まりやすい。

よって、ギフト解体セールは適正価格でも売れやすい販路となり、メーカー・販売者にとっては、無視できないのではないか。

 

アメリカビジネスの最新事情メルマガはこちら

ワインを知れば、おもしろい

WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません

日々気づいた雑感はTwitterで発信中

すいません、Facebookはほぼ引退しました

年5%で資産運用する方法はこちら

 

☆  今日のこぼれ話☆

過去にもギフト解体セールに関する記事を書きましたが、同じ内容だったら、ごめんなさい。

それにしても、阪神のギフト解体セールは物産展ほどの集客に成功していました。

関西一かもしれませんね。