various miso

 

収集したチラシを整理していると、なぜ保管していたのか不思議に思うチラシがちらほら出てきます。その中の極めつけは、商品の画像をただ並べただけのチラシ。チラシというよりも、パンフレットですね。卸用のパンフレットを思いきや、荷姿(ケース入り数など)が記載されていませんので、個人向けパンフレットでしょう。ちなみに、商品は味噌。イメージ写真は無く、味噌の商品画像をそのまま掲載しただけなので、その商品を使ったイメージすら沸きません。これじゃ売れるはずはないでしょう。せめて、パッケージ(瓶や桶)から出した味噌の画像が欲しかった。

 

その企業から同時に貰ったチラシは、味噌の栞。白味噌など各種味噌の特徴が文章で説明されています。このチラシでは、テキストのみで画像は一切なし。「昔ながら」「老舗」なイメージを出していますが、この説明文を読む人は一体どれだけいるのか、疑問です。

 

一方で同じようなパンフレットながら、効果的だと感じたのが、神戸の洋菓子店・フロインドリーブ。フロインドリーブのパンフレットも、一見商品画像を掲載しただけのようですが、神戸スイーツのイメージをこれでもかと表現した店舗で配布されていたために、このパンフレットからはその考え・思想が滲んでいます。店舗があるからこそ、フロインドリーブのパンフレットは、効果的なのです。

 

商品をただ並べただけのパンフレットの最右翼は、中元・歳暮のパンフレット。ただし、このパンフレットにも変化が起こっています。その変化を一番感じるのが、セブン-イレブンの中元・歳暮パンフレットです。その中身は、商品画像よりもイメージ画像中心。その内容・見た目よりも、いかに欲しいと思わせるかに力が注がれています。中元・歳暮の購入先候補として、まず考えられないコンビニだからこその知恵かもしれません。大阪・うめだ地区最大の百貨店を持つ阪急百貨店も、そのメイン中元パンフレットでは、イメージ写真に広いスペースを割いています。

 

一方で、小売企業には、イメージ写真にページを割けない事情があります。イメージ写真に広いスペースを割けば、掲載商品数が減少し、掲載料収入が減少するからです。ただし、これはあくまえ売り手の事情であり、買う側は全く関係ありません。恐らく、先述の商品画像だけの味噌パンフレットも、新たにイメージ画像を撮影せずに、既存の商品画像だけの掲載ならば、低コストでパンフレットを作成できるからという、売り手の事情からそうなったのでしょう。

 

買いたいを思ってもらうために、ひと手間掛けられるか。欲しいと思ってもらうために、既存の収入源を犠牲にできるか。買い手側に立って商売できるかが、売れるかどうかを決めているように思えます。

 

☆今日のまとめ☆

商品画像だけでは、買い手は欲しいと思わない。

イメージ写真があってこそ、その商品を欲しいと思うのではないか。

ただし、イメージ写真を掲載すれば、掲載商品が減少するので、掲載料収入が減ることになる。

 

アメリカビジネスの最新事情メルマガはこちら

ワインを知れば、おもしろい

WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません

日々気づいた雑感はTwitterで発信中

すいません、Facebookはほぼ引退しました

年5%で資産運用する方法はこちら

 

 

  • 今日のこぼれ話☆

スマホの普及などでネット通販利用者が増加すると、紙媒体のチラシ・パンフレットの役割も相当変化することでしょう。

単に商品と価格を掲載するだけのチラシが今後減るかもしれません。