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大塚家具の親子喧嘩は、ネット広告にまで影響が及んでいます。先日、何気なくとあるサイトを見ていると、株主への依頼という内容のバナー広告を発見。クリックしてみると、大塚勝久会長の公式サイトが出現。ネットに広告を掲載するまで、この親子喧嘩は過熱しているのです。

 

世間に注目を浴びる(?)大塚家具ですが、つい最近新聞折込チラシにIDC大塚家具のチラシが入っていました。折込チラシ・ポスティングチラシは、毎日集計しており、これまでにも大塚家具のチラシが入っていたことは何度かあったかと思います。これまでは、ただ「家具1」と入力するだけなのですが、今回は注目企業のチラシだけに、思わず見入ってしまいました。そこで、大きな発見をしてしまったのです。

 

その大発見(大袈裟!)とは、

 

大塚家具のチラシは、モノを販売する従来型の広告

 

ということです。チラシだから、販売するモノを紹介するのは当たり前。ユニクロにしても、販売商品と価格を大きく掲載していますから。しかし、家具業界のチラシ・広告となると、それは少し違ってきます。例えば、ニトリ。折込チラシはほとんど目にしないですが、たまに日経新聞に一面広告を掲載しています。もちろん、販売商品も掲載していますが、その広告で訴えたいのは、

 

ニトリの商品を買えば、こんなライフスタイルができるんですよ

 

というもの。つまり、単に商品を掲載するだけではなく、部屋全体のトータルコーディネートをしているのです。無印然り。イケアは、商品単品の掲載ですが、その裏側には北欧デザインという思想が流れており、他の家具チェーンとは明らかに違います。

 

一方の大塚家具は、販売商品を使ってのコーディネートは無く、高単価の高級ブランド家具を並べただけ。何か一品を大きく強調するわけではなく、同じ大きさで並べただけのような印象しかありません。「高級ブランド」というのはわかりますが、それ以上の価値はほとんど感じられないのです。ニトリやイケア・無印(家具の広告はほぼ皆無ですが)が、商品でコーディネートしたライフスタイルを提案しているのに対し、大塚家具は昔ながらの商品掲載に留まっているのです。

 

昔なら高級ブランドで差別化・集客できたのでしょう。しかし、今では、値頃感のある(もう低価格ブランドではありません)ニトリや無印のファッション性・品質が向上したので、大塚家具はコスパ面で抜かれたのでしょう。そして、従来では大塚家具で買っていた顧客層が、より現実的な選択をするようになった。これが現実ではないでしょうか。

 

この従来型のチラシを見て、ニトリ・イケア・無印にシフトした元顧客層が、大塚家具に行きたいという気になるでしょうか?逆に、大塚家具のチラシであることすら知らずに、スルーされるのがオチのような気がします。

 

モノからコトへ。大塚家具の業績悪化は、この消費シフトに着いて行けなかったからではないでしょうか。決して、会員制かどうかではないとは思います。

 

☆今日のまとめ☆

大塚家具のチラシは、単に商品であるモノを掲載しただけ。

一方で、ニトリやイケアのチラシは、商品のコーディネートを通じたライフスタイルを提案している。

消費のモノからコトへのシフトに着いて行けなかったことが、大塚家具の業績悪化の最大の要因ではないか?

 

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  • 今日のこぼれ話☆

大塚家具の内紛の裏側で、誰かが操っているような気がしてなりません。

結局得をしているのは、担当弁護士や株主対応の専門コンサルではないでしょうか。