効果的な試食販売とは?

and it tastes so sweet


今日は、近くのグルメシティ(ダイエーのスーパーマーケット業態)に行きました。週末は、たまに生鮮品と加工食品の試食販売をしています。今回見つけたのは、キャベツを塩こんぶとごま油で炒めたもの。


試食販売とは、売れる売れないに関わらず、いかに食べてもらうかも大きな仕事。実際にスーパーで試食販売を行ったことがあるので、その大事さはよくわかります。だから、見かけたら、興味がなくてもできるだけ食べるようにしています。(すいません、最近食べても買わないことが多いです。)しかし、私みたいな奇特な人は少ないようで、六甲アイランドのグルメシティでは、販売員さんが必死に声を張り上げているにもかかわらず、食べている人はほとんどいません。


今日の普段と同じく、販売員さんがかわいそうになるぐらい、誰も寄り付いていませんでした。(私は食べましたが。)他にも、アメリカ産牛肉の試食販売もしていましたが、そちらも苦戦している模様。お客さんが比較的多いにもかかわらず、なかなか日本では試食販売がうまく機能しないようです。(中国などのアジア諸国では、多くの人が試食してくれますが。)


そして、買い物も終わり、導線上最後の売り場であるお酒売り場で、とある出来事が起こりました。それは、サントリーの販売員が近づいてきて、私に金麦の試飲缶を手渡すのです。私はてっきり、新しくなった金麦の説明に来たのかと思ったのですが、女性の店員さんは、単に「金麦が新しくなったので、飲んでください。」と金麦を私に渡してきたのです。しかも、その試飲缶は350ミリの製品と同じ大きさ。(缶には「試飲用」と記されています。)もらって損はないので、もちろん受け取りました。そして、もちろん家で飲む予定です。


ビール(第三のビールなどのビール系飲料を含む)は、嗜好性の強い商品。おいしければリピーターになって、なかなか浮気しないものです。新商品ならば、試しに買ってみることもありますが、既存品のリニューアルならば、まず試してみることはありません。だから、新しい金麦も、今回頂かなかったら買ってまで飲まないと思います。まだ飲んでいないので、新しくなった金麦を気に入るかどうかはわかりませんが、サントリーは試飲缶を提供することにより、少なくとも気に入ってもらう可能性を獲得したことになります。


このように、なかなか試食してもらえない環境では、その場で試食してもらうのではなく、サンプル品を手渡すというのも効果的な代替案です。ただし、この方法がうまくいくかどうかは、サンプル用に商品を企画するコストやサンプル品の原価などの利益面や、長期的なリピートが期待できるかといった商品特性にもよります。さらに、その商品が、手渡されたお店で定期的に販売されていないと、せっかく試食したお客さんが気に入ったとしても、販売機会を逃すことになります。さまざまな条件をクリアする必要がありますが、効果的な試食販売方法として、サンプル品の提供も一つの代替案のように思えます。


☆     今日のまとめ☆

日本の消費者はなかなか試食しないので、試食販売で効果をあげることは難しい。

一方、サンプル品の提供では、自宅で食べてもらえる確率が高いので、今定期的に買っている商品からスイッチしてもらえる可能性を獲得できる。

ただし、コスト面や長期的なリピートが期待できるかといった商品特性など、この方法がうまくいくかどうかには、さまざまな条件をクリアする必要がある。


☆     今日のこぼれ話☆

ちなみに、私が普段飲むビールは、麦とホップ。

こちらも、最近新しくなったようです。(パッケージが少し変わりました。)

金麦は発売当初に買ってみましたが、麦とホップを抜くことは出来ませんでした。

今回頂いた新しい金麦には、少し期待しています。


☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎朝ツイッターでつぶやく→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→〇

◎腕立て・腹筋30回→〇

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