ローカル店舗ガイド、消費者目線からみたその問題点と集客への影響。

地元店舗ガイドブック

昨日、地元の店舗を集めたガイドブックがポストに入っていました。知っているお店は知っているのですが、知らないお店は見たこともありません。だから、こういうガイドブックはほんと役立ちます。

これも、グーグルが血眼になって力を入れるローカル広告の一種。一部のお店のページにクーポンが付いているのも、広告効果を測るためだと思います。ちなみに、このガイドはビル内の店舗を網羅した冊子ですが、店舗説明・画像などを掲載した店舗(説明・画像のない店舗は地図で店舗名のみ掲載)は一部なので、その店舗に掲載料の負担があったと思います。また、発行元がテナント会で、自治会も協力しているので、テナント会・自治会の管理費も作成コストの一部を賄っているのでしょう。(ということは、私が支払った自治会費も使われているということでしょうか?)

住民としては大変助かるガイドブックですが、問題点もないわけではありません。私が気づいた点としては、

  1. 一部のクーポンが、「なくなり次第終了」となっており、来店動機が弱くなる。
  2. ホームページと連携しているものの、内容はガイドブックとほとんど一緒。
  3. ホームページが情報発信型のため、人気(ひとけ)がない。

です。

1の問題点は、クーポンで特典があると思ってお店に行ったものの、特典が終了している可能性がある点です。特典が終了していた場合、まさかお店を出るわけには行きません。だから、消費者としては、賭けをすることになります。このご時世、失敗したくないという気持ちの強い消費者が多いことを考えると、クーポンの威力がほとんど無くなると言っても過言ではありません。お店の負担を小さくしたければ、期日を限るのが一番かと思います。(一部のお店は、この方法を採用しています。)まさか無いとは思いますが、クーポンの特典は実は存在せず、お客さんがクーポンを持ってきたら、もう終了したこととして済ませようとしているのではないか、と勘ぐってしまいます。せめて、数量限定にするべきではないでしょうか。(もちろん、数量を明記して。)さらに、ホームページと連携しているならば、特典終了時にはホームページで告知する方がいいでしょう。

2については、ホームページがまだリニューアル中かもしれないですが、掲載スペースが無限のネットとスペースの限られる冊子がほぼ同じとは少し勿体なく感じます。(店舗紹介ページに関して)例えば、

  • 店舗の新着ニュースを掲載
  • 店長イチオシメニューの画像・説明を掲載
  • 店舗の一番人気があるメニューの画像・説明を掲載

があれば、閲覧者の来店動機が高くなるかと思います。特に、新着ニュースを掲載することは、サイトが更新されていることの証明になるので、情報の信憑性を高められるという大きなメリットがあります。先ほど書いた特典がまだ継続中かどうかの情報は、必須かと思います。

3もホームページに関する事柄。ブログ型ホームページが増えている中、珍しく閲覧者(≒地元住民)がコメントする機能がありません。さらに、問い合わせページがないこともびっくり。店舗の紹介がメインのサイトなので、テナント会に問い合わせなんてないと考えているのか、もしくは問い合わせがあると困るのでしょうか。地元住民との交流が深まることで、テナント全体が盛り上がると思うので、とても残念です。さらに、トップページに掲載されているツイッターの投稿も、最新のものが16日前。同じくトップページにあるショップニュースも、一ヶ月以上前のもの。しかも、リニューアル中とあるだけで、有効な情報はありません。なんとも、人気(ひとけ)のないサイトになっています。トップページをぱっと見て、他のサイトに移動する人も多いのではないでしょうか。

3の処方箋は、コメント投稿やトラックバック、問い合わせページなど、双方向機能を組み込むことでしょう。ツイッターやフェースブックとの連携もいいでしょう。要はソーシャル化ですね。そして、店舗の新商品やイベントなど、閲覧者に有益になる情報は出来る限り掲載し、アピールすることです。そうすると、活発なサイト=魅力的なお店の集まりという印象を与え、それが興味になり、集客につながると思います。

このように、クーポン内容・サイト内容・サイトの機能の問題点は、消費者目線であるかどうか。消費者目線の内容・機能に改善すれば、コストを掛けて作った冊子・サイトが、集客・売上につながる強力な武器に進化すると思います。

☆今日のまとめ☆

地元の店舗を掲載したガイドブックの問題点として、クーポン内容・連携するサイト内容・サイトの機能が挙げられる。

なくなり次第終了するクーポン特典は、来店動機を弱くする。期限を設定するか、明確な数量限定にするべきだろう。

サイトは掲載スペースに限りがないので、冊子に印刷できなかったおすすめメニューの画像・説明など情報を充実するべきだろう。

サイトは、閲覧者≒地元住民と双方向のコミュニケーションができるように、ソーシャル機能を組み込むべきだろう。

この3つの問題点は、消費者目線であるかどうか。消費者目線の内容・機能に改善すれば、せっかく作った紙媒体・サイトが、集客・売上を生み出す強力な武器に進化する。

アメリカのビジネス最新事情メルマガ

今飲んでいるワインのこと知っていますか?

Twitterやっています

FaceBookは現在研究中

☆今日のこぼれ話☆

今日の内容は、少し辛口過ぎたかなぁ。

でも、せっかくおカネを掛けて冊子やサイトを作ったのだから、もっとうまく活用してほしいと思います。

オープンソースのCMSを使えば、コストをそれほど掛けずにソーシャル化ができるような気がします。

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です