人で賑わう灘五郷・SAKEプラザ

 

10/14に、神戸・御影のクラッセ御影で行われていた灘五郷の日本酒イベント「灘五郷・SAKEプラザ」を視察しました。もちろん、視察名目で、日本酒を楽しみましたが。

このイベントでは、西宮から神戸に掛けて広がる灘の酒造メーカーが16社ショッピングセンターの広場に集まり、300円支払えば3種類の日本酒試飲とおつまみ(柿の種)を味わうことができます。試飲なので、容量はお猪口1杯分ほど。ただ、百貨店などのワイン売り場で使われている透明の小カップいっぱいに注がれ、飲み比べするには丁度よい量、いや少し多く感じる人もいることでしょう。3種類を飲み切ると、ほどよく酔うことができます。(そのためか、原則一人3種類だけしか試飲できません。)1社あたり、3種類以上は試飲を提供しているので、とても迷ってしまいました。そのため、ブースをグルグル回ったのを覚えています。

19時前(開始は17時で、終了は20時)にイベント会場に着いたのですが、雨にも関わらず人でごった返していました。着いた時点で、100人ほどはいたかと思います。正直、日本酒のイベントでここまで人が集まっていることに驚きました。300円という参加ハードルの低さも、集客の大きな要因だと思います。仕事帰りの会社員のグループが多いことが、印象的でした。300円で同僚や上司・部下とコミュニケーションが取れるとすれば、とても安いですね。給料がなかなか上がらないこのご時世、社会人にとってはとてもありがたいイベントです。

そこで、またまたいろいろ考えて見ました。消費者にとって、灘五郷・SAKEプラザに参加するメリットは、

  • 普段抱いている日本酒に関する質問を、酒造メーカーさんに直接聞くことができる
  • 少量ずつ飲み比べすることができる
  • 300円ととても安い価格で参加できる

があると思います。特に、日本酒選びにいつも手こずる(その結果、ビール系飲料やワインを買ってしまう)私にとっては、専門家とコミュニケーションが取れることはとてもいい機会でした。飲み比べができるのが、一番大きなメリットかもしれません。自分で3種類の日本酒を飲み比べようとすれば、1000円ほどはかかってしまいます。飲める量を考えると、一人で3本(最低300mlが3本)も飲めるわけがなく、飲めないお酒に1000円も掛けることに気が引けてしまいます。それが、適量を300円でさらにおつまみがついてくるのだから、日本酒ファンのみならず、日本酒に少しでも興味がある人にとっては、とてもうれしい企画に思えたことでしょう。これも、高い集客の大きな要因です。

ただ、問題点がないわけではありません。私が感じた問題点は、

  • どの銘柄を飲んでいるのか、忘れてしまう。
  • 銘柄の説明は原則口頭で行われてしまうため、特徴を確かめることができない。
  • 気に入った銘柄をどこで買えばいいかわからない。

の3点。16社が各社3種類として、60種類ほど試飲できるわけです。しかも、どれも美味しそうに思えます。1種類選んだ時点では、どの銘柄かを覚えていますが、3種類揃った所では記憶がぼやけてしまいます。そして、飲み出して酔いが回ってくると、さらに記憶が曖昧に。色もほとんどの透明で、見た目はそれほど違いません。美味しいという感想は持てるものの、どの銘柄が一番気に入ったかまでは、わからなくなってしまうのです。まぁ、イベント中に日本酒を楽しめるんだから、それでいいんでしょうが、イベント後にどの銘柄を買っていいかわかりません。

銘柄の説明に関しては、頼めばパンフレットがもらえます。ただ、頼まなければ、口頭の説明のみ。混んでいるブースでは、満足な説明もされません。美味しい理由、醸造上の秘密(もちろん公開出来る範囲での)を確認しながら試飲できれば、さらに日本酒の理解が深まるように思えます。

最後は、販売店の問題。私は、飲んだ3種類の銘柄、どれも気に入ったので、飲んだ後にどこで買えるかを聞きに行きました。そして、教えていただいたのですが、少し酔っていたからでしょうか、うっすら覚えているぐらい。酒造メーカーさんに、電話やメールで聞けばいいのですが、連絡先を調べて聞くというハードルは決して低くない。連絡先を調べて質問するということを面倒に思って、諦める消費者も多いことでしょう。

イベント会場には、即売所もありましたが、それほど売れていないようでした。そして、酒造メーカーにも、即売所で売ろうという気があまりないように感じました。あくまで、試飲イベントなので、売り込み色を出しすぎると、消費者に引かれると思ったのかもしれません。ただ、このイベントの目的は、日本酒全体の需要喚起、そして灘ぶらんどの認知度向上であり、その先には売上アップがあるはず。そういう意味では、

イベント後の売上にいかにつなげるか

が大きな意味を持つように思えます。

そこで、イベント後の売上につながる方法を考えてみました。

  1. 試飲と一緒に、銘柄の説明などが書かれたカードを渡す
  2. そのカードを使って、一番気に入った銘柄を投票できるようにする
  3. 販売店を後日探せるサービスを提供する

1は、私が不満に感じた「銘柄の説明は原則口頭で行われてしまうため、特徴を確かめることができない」を解消してくれます。カードを見ながら飲むと、その特徴を確認できます。さらに、銘柄を忘れることも避けられるでしょう。また、カードはイベント後にも残るので、イベント後に見てもらえれば、売上につながる確率が相当たかまります。

2は、普段日本酒にそれほど興味はない人に、イベント後も日本酒への関心を持ってもらおうというのが、その目的。仕事帰りの団体さんが多いことを考えると、どの銘柄に投票するかがグループの酒の肴になり、イベント自体が盛り上がるかもしれません。自分の支持した銘柄が何位になるかも、楽しみ。日本酒への関心が深まれば、日本酒を飲む機会も増えるかと思います。

 

3は、販売店がわかった方が、購入確率が高まるからです。ただ、販売店を紙で公開している酒造メーカーはほんの一部。ほとんどのメーカーは、ブースに立つ人が知っているお店か酒蔵しか教えてくれません。販売店を公表することに、やはり問題があるのでしょうか。ただ、消費者目線で考えると、いちいちメーカーに確認せずともすぐに販売店が分かる方が、便利。公表せずに、すぐに知らせる何かしらのサービスが求められているように思います。

 

いずれにせよ、このようなイベントは、日本酒への関心を高め、日本酒の美味しさを再認識してもらういい機会です。ただ、このイベントを単なるPRに留めるのではなく、売りにつなげる何かしら仕組みが必要でしょう。

 

☆今日のまとめ☆

灘五郷・SAKEプラザは、日本酒の関心を高め、日本酒の美味しさを再認識してもらういい機会。

ただ、飲んだ銘柄のカードを渡したり、投票できたり、販売店を探せるサービスを提供したりなど、イベント後の売りにつながる仕組みがあれば、イベントを開催する意味がさらに大きくなるだろう。

 

アメリカのビジネス最新事情メルマガ

今飲んでいるワインのこと知っていますか?

Twitterやっています

FaceBookは現在研究中

 

☆ 昨日のこぼれ話☆

ついにタイガースのCS進出が無くなりました。

そして、真弓監督は辞任へ。

本当にお疲れ様でした。

そして、来期のチャンピオン奪取を期待します。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→☓

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓