海外通販、需要があってもなかなかビジネスが成り立たない訳。

先日からいろいろ調べている海外通販。

昔LAに一年間住んでいたこともあり、海外生活をする日本人の苦労は理解できる。

その中で比較的大きな問題なのが、

◎本物の日本食がなかなか手に入らない

ということ。

本物の日本食というとたいそう高価な和食のように思えるが、そうではなく、日本人の口に合った日本食という意味。

世界各地に中国人街があるので、アジア食材は比較的手に入りやすい。

もちろん、その中にも日本食は含まれているが、それはアジア人向きにアレンジされた商品が多い。

一部日本から輸出されている商品もあるが、それは日本の1.5倍~3倍の価格をしているので、手軽に買うというわけにはいかない。

そういうわけで、親や友人に日本から衣類などと一緒に送ってもらうという手段を取ることになるが、日本から海外にモノを送るにはわざわざ郵便局に持ち込む必要があるから、意外に面倒。

だから、そう気軽に頼めない。

一方で、日本の食品事情を見ると、スーパーや飲食店で安売り競争が行われおり、明らかに

◎供給過剰な状態

と言える。

この国内外の事情をまとめてみると、

◎国外→日本食の供給量は低く、需要は比較的高い。

◎国内→日本食の供給量は多く、需要は比較的低い

となり、ビジネスの成立条件を整えていることになる。

さらに、現在海外の日本人向けの通販サービスを見ると、ほとんどがまともなサービスを行っていない。

例えば、

◎商品画像・名称・価格・容量をただ並べている

◎一般的なNB商品だけを扱っており、こだわりの逸品はない

◎注文方法がわかりにくい

◎送料は自分で調べないとわからない

など、使い勝手がたいそう悪い。

これらの外部環境を考えると、

◎日本国内で行われている食品のネット通販並のサイトを作れば、在外邦人の需要を満たすことが出来るのではないか

という結論に達する。

しかし、ここに大きな盲点があることが判明。

その盲点とは、

◎日本から海外への輸送費が想像以上に高い

という制約条件。

配送の途中経過を調査できるEMSという郵便サービスを使うのがネット通販では普通であり、このEMSに

◎日本からヨーロッパまで 10kgあたり16200円

ほどかかってしまう。

ある乾物で試算してみると、標準小売価格で販売した場合、

◎送料込みの単価=標準小売価格X約3.2倍

と、現地の日本食スーパーで買うのと大して変わらない価格になってしまう。

しかも、10kgの場合、一度の注文が送料を入れて2万円を超えるので、そう何度も注文はできない。

ネット通販の儲けの鉄則である

◎リピート注文を頂ける仕組みを作る

ことが難しくなる。

正直、ここまで送料が高いとは思っていなかった。

思えば、アメリカのホストシスターにモノを何度か送ったことはあるが、その時はSAL便を使っていた。

SAL便の場合は、荷物がどこにいるかを追跡できないので、途中で紛失しまえばそれでおしまい。

海外は日本ほど配送サービスが発達していないため、配送途中で荷物が行方不明になることはよくあるという。

だから、ビジネスでモノを送る時にはEMSを使うのが鉄則となっている。

いやいや、ブルーオーシャン(=競争が比較的激しくない市場)をやっとこさ見つけたと思いきや、その制約条件があまりにも大きく、仕切り直しになりそう。

ただ、この輸送費をクリアすれば、大きな市場が存在することは否定できず、その秘策もないわけではない。

☆ 今日のまとめ☆
日本からの海外通販が増えない大きな理由は、その輸送費の高さ。

ただ、逆に輸送費というハードルを飛び越えれば、その先には大きな市場が存在する。

☆4/18の目標☆

1 プライベートブログの更新 ×
2  午前7時起床 ×
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ×
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯
5 部屋・事務所などの掃除をする ◯
6 手帳に今日の反省の明日の希望を書く。◯
7 AFPの勉強をする。 ×
8  読書(書籍・雑誌)をする ◯
9 毎朝、ツイッターでつぶやく ×

(今 日のこぼれ話)

今日は朝から、KOBEドリームキャッチプロジェクトの申請用紙への記入を行いました。

すると、不明な点が出るわ、出るわ。

まだまだ、検証しなければならないことが多いようです。

ただし、このまま何も始めずに調査ばかりしてもいられない。

ある程度方針さえ決まれば、初期投資を絞って発進しようと思います。

今回神戸のプロジェクトに応募する理由は、オフィスが格安で借りられるから。

SOHOは、正直やりづらい。

(今 日の言葉)

「成長なくして、企業としての存在意義はない。」
(ファーストリテイリング社長柳井正 「一 勝九敗 」よ り)

※当分、私の好きな書籍「一勝九敗」から引用します。

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