RF1の詰め合わせ総菜

 By shok

先週末、梅田の阪神百貨店を視察した時に発見したことがあります。それは、

 

閉店間際の割引販売でもなかなか売れない商品には共通点がある

 

ということ。

 

当たり前のことですが、値引きしても売れない商品があるのです。その筆頭は、

 

元の値段が高いもの

 

です。いくら2割引・3割引でも、まだまだ高い。有名なところでは、柿安ダイニングのエビマヨ、上海デリ(柿安系の中華総菜店)のエビチリ。大きなエビが入っているからでしょうか、100gで600円以上します。かなり割高な商品なので、値引き販売が始まっても、なかなか動きません。

 

もう一つの共通点は、

 

比較的大きな詰め合わせ商品

 

です。先週末、これは顕著に売れ残っていました。嵐の日だったからでしょう、お客さんの数もまばら。一方、お店側は、花見客の来店の可能性に託したのでしょうか。詰め合わせ商品のラインナップ・量とも、かなり拡充しているように思えました。

 

ただ、売れ行きはさっぱり。特に、RF1(ロック・フィールド系のサラダ総菜店)では、メインのサラダ売場の裏側で詰め合わせ商品を販売していることもあり、割引販売が始まってからも、売れ行きは芳しくないように見えました。

 

面白かったのは、柿安ダイニングが半額シールを貼ってから。半額セールの掛け声を掛けたとたん、わんさか来店客が集まり、飛ぶような売れ行き。ただ、それでも、2・3パック残っており、単品の商品よりも売れ行きが悪いのは明らか。

 

なぜ、このようなことが起こるのかと考えてみたところ、消費者のニーズと販売者のニーズに乖離があるからのように思えます。まとめると、次のようになります。

 

【総菜に関する消費者・販売者のニーズの乖離】

[消費者]少しずついろんなものを選びたい

[販売者]できるだけ客単価を増やしたい

 

消費者は、美味しそうな総菜をちょっとずつ選びたいからこそ、単品の商品を好むのです。できれば、一つのお店だけではなく、いろんなお店でいろいろ買いたいので、詰め合わせ商品には、あまり興味が沸きません。

 

一方で、販売者、つまりお店側は、1日の販売予算を達成する必要があります。デパ地下の店舗が、デパ地下への来店を直々に促すことはほぼ不可能なので、来店客つまり客数に制限がある中で売上拡大を図る必要があります。その方法は、客単価を引き上げるしかありません。その手っ取り早い方法は、単価の高い商品を販売すること。それは、詰め合わせ商品に他なりません。また、一品の会計に掛かるコストを一定と考えれば、客単価が同じでも、単品をいろいろ注文されるよりは一つの商品の方が、よりコストが低くなります。利益面を考えても、単価の高い詰め合わせ商品の方がいいのです。

 

世帯人数の減少の問題もあるでしょう。だから、詰め合わせ商品でも、オードブルのようなセットはなかなか売れません。一方、4品ぐらいを合わせたセットは、比較的売れていました。

 

これは総菜だけに当てはまることではありません。例えば、飲食店で人気のバル。このバル人気を支えるのは、量が少しで単価の低いタパス料理。もし、ボリューム感を出した料理をメインにしたなら、同じバルでもなかなか流行らないのではないでしょうか。「安くちょっとだけ食べたい」ニーズは、確実に強まっているように感じます。

 

☆今日のまとめ☆

デパ地下の総菜店で、値引き販売しても売れないのは、比較的大きな詰め合わせ商品。

その要因は、消費者に「安くちょっとだけ食べたい」ニーズがあるからではないか。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

鼻づまりがなかなか治りません。

かんでもかんでも、鼻がつまります。

鼻水の大量生産がどんどん進んでいます。

いい加減、休んでほしいです。

 

☆  最近気になった商品☆

阪神百貨店梅田本店のデパ地下で、久しぶりに国産ワインを試飲しました。

あまりに店員さんが暇そうだったので、雑談の兼ねて。(スイマセン)

ただ、これが美味しかったのですよ。

メルローなのに、ずっしり重くて。

国産でも、こんなグレードの高いワインができるのですね。

少し値段が張るので、赤ワイン好きの人への贈りものにピッタリですね。

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