刺し身by courtesy of Tim

※阪急うめだ本店の刺し身ではありません。

阪急うめだ本店の刺し身売場は、閉店間際かなり混み合います。その理由は、割引シールが貼られるから。そう、値引き品目当ての人で混み合うのです。私もよく参戦するのですが、そこの思いがけない商品を見つけました。それは、

298円・398円均一の刺し身・つまみ

です。

両者の金額は、トレーの色・柄を見ればわかります。そして、そのトレーには小鉢に入るほどの刺し身や魚系つまみが盛られています。酒売場が同じフロアにあるので、つまみと一緒に酒の購入も促しているのかもしれません。ただ、それ以上に感じるのは、この価格の値頃感です。

刺身コーナーにある商品は、1000円前後の商品がほとんど。刺し身や調理用(焼き・煮付けなど)鮮魚にしても、500円以下の商品はさほど多くありません。さらに、一つ一つがそれなりの大きさをしています。その中で、上記均一商品は、値段も手頃で、サイズも小さく、少し食べたい時にぴったりなのです。恐らく、1000円前後の商品と一緒の購入が期待できるとして、導入した商品でしょう。そう、客単価引き上げが目的なのです。

また、阪急うめだ本店は、週末となるとかなりの来店客数があります。恐らく、来店客数は、リニューアルの計画通りに推移しているのだと思います。しかし、売上は計画よりも1割ほど小さいようです。つまり、来店しても買わずに帰る人が、相当数いることになります。

H2Oは大幅増床した旗艦百貨店、阪急うめだ本店(大阪市)の14年3月期の売上高が前期比3割増の 1880億円となる見通し。ただ、当初目標には1割以上も届かない。高級スーパーの「阪急オアシス」も成長途上だ。グループで約120店を持つイズミヤも 商品調達力では大手に後れを取り、13年8月中間期は5カ月で既存店売上高が前年割れだった。(2014年2月1日付 日経新聞朝刊)

そこで、298円・398円の刺し身を導入すれば、1000円前後の刺し身を買い控えていた人が、買ってくれるかもしれません。少なくとも、1000円以上の商品よりは、買ってくれる確率は高くなります。そうすることによって、来店客を購入客に転換でき、客数(購入客数)を増やせます。

均一価格の刺し身・つまみの導入は、客単価引き上げのみならず、客数増加の秘策とも言えるのです。

 

☆今日のまとめ☆

均一価格の刺し身・つまみを導入することで、客単価引き上げのみならず、これまで購入に至らなかった来店客に買ってもらえ、客数も増やすことができる。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

美味しいものをちょっとだけ食べたいシニア対策の意味もあるでしょう。