RF1のボトルネックを救う新商品とは?
by courtesy of Maggie Osterberg
2月の第一週末にJR大阪三越伊勢丹に行ったのですが、そこのRF1で新しい商品を見つけました。ちなみに、梅田に出た時には、JR大阪伊勢丹のデパ地下によく行きます。野菜の安さは、梅田のデパ地下随一ですから。
話を戻しまして、RF1で見つけたものは、冷凍フライ。RF1が冷凍食品を売るのは、今回が初めてではありません。冷凍スープの販売を2年前ほどでしょうか、始めています。では、なぜ冷凍スープに続いて冷凍フライの販売を始めたのか。その理由は、
来店機会を作って、客数を増やすため
ではないでしょうか。
冷凍食品と通常の総菜との一番大きな違いは、その消費(賞味)期間。総菜は、大抵の商品が購入日=消費期限なのに対し、冷凍食品はそれよりずっと長く設定されているはずです。(公式サイトを調べましたが、明記なし。)つまり、翌日以降の食材を購入する時に、RF1の冷凍食品は購入候補に入ることになります。通常の総菜しか販売していなければ、来店の選択肢には入らず、集客機会を逃すことでしょう。
RF1の既存店実績を見ると、既存店売上は昨年5月からすべて100%以上をキープしています。百貨店人気を追い風に、売上を伸ばしていることがわかります。RF1のボトルネックは、注文後にサラダをカップに盛り付けるので、顧客対応に時間が取られ、客数を伸ばすのが難しいこと。そこで、そのまま販売できる盛り付け済み総菜や冷凍食品、チルドカレーの販売を伸ばせば、客数が増えることになります。冷凍フライの発売も、客数引き上げの一環だと捉えることができます。
冷凍フライは、来店動機を作るだけでなく、RF1の客数の制限をクリアしてくれるありがたい商品なのです。
☆今日のまとめ☆
RF1のボトルネックは、注文後に盛り付けることによる、客数の制限。
そのまま販売できる冷凍フライを発売することで、客数の制限をクリアするどころか、新たな来店動機を作ることもできる。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
フレッシュなサラダの横で販売する冷凍フライが、どこまで売れるのかは疑問ですが、恐らくギフト需要も狙っているのでしょう。