少し硬そうなクロワッサン

 By zé_nuno

※ベーカーズセレクトとは関係がありません

今回も前回に引き続き、テーブルマークのベーカーズセレクトに関して。ベーカーズセレクトは、従来の食品のビジネスモデルを採用せず、販売数量の最大化よりも価格維持を優先しました。では、なぜそのような一見無謀なことにトライできたのか。その理由について、考えてみたいと思います。

 

その理由はずばり、

 

パンという商材を選んだから

 

に他ならないからでしょう。パンという商材の特性により、販売数量の最大化に頼らずに済んだのだと、考えます。パンという商材の特性とは、以下の通りです。

 

【パンという商材の特性】

[1]1人あたりの購入数量は伸びている

[2]1人あたりの購入金額は伸びている

[3]馴染みがありわかりやすい

 

1について、ウィキペディアによると、パン全体の生産量はここ20年間横ばいとのこと。しかし、人口の増減を考えると、この横ばいの意味も変わってきます。平成20年より人口が減少(PDF)に転じていることを考えると、それでも横ばいということは、1人あたりの購入数量は伸びていることになります。

 

2については、以前にテレビなどのマスコミで報じられた通り、2011年には1世帯あたりのパンの購入金額がコメを初めて上回りました。世帯人口が減少していることを考えると、1人あたりの購入金額はそれ以上に増加していることになります。

 

1・2からわかることは、日本人1人がパンを食べる量・パンに支出する金額は伸びているということ。つまり、パンは成長市場ということになります。成長市場だからこそ、値引きをしないという強気の販売姿勢を採れたのだと思います。

 

最後に3について。パンは何と言っても、馴染みのある商品。ほぼすべてのスーパーやコンビニでは、何かしらパンが販売されています。そして、小学校では給食でパンが提供されています。小学生の頃から定期的に食べた食品に、親しみを感じない人はいないでしょう。親しみのあるジャンルだからこそ、値引きによる需要喚起をしなくても、売れるのです。

 

パン屋さんが、街に溢れるのも、パンの持つ成長性・親しみやすさゆえのことでしょう。先日取り上げたアフタヌーンティーの焼きたてパンの販売も、このパンの特性を考えての施策なのです。

 

このように、ベーカーズセレクトが強気の販売手法を採れたのは、このパンの持つ成長性・親しみやすさに起因しているのではないでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

ベーカーズセレクトが強気の販売手法を採用できたのは、パンの持つ商材としての特性に注目したからではないか。

その特性とは、成長性と親しみやすさである。

 

 

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☆    今日のこぼれ話☆

鼻水はだいぶマシになりました。

後は喉の痛さだけ。

体調管理の大切さを実感しています。