レトロなコーヒー

 by courtesy of M.Peinado

前回、ネスレのカフェ業態に、多くのスーパーからの申し込みが殺到している記事について、取り上げました。今回は、集客面からスーパーがカフェ導入に動く理由について、考えたいと思います。

 

ずばり、スーパーがカフェを開設する目的とは、

 

シニア層の獲得・集客

 

ではないか、と思うのです。

 

スーパー各社が、シニア層獲得に力を入れているのは明らか。

 

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シニア層の獲得に力を注ぐには、人口の増加が一番の理由ですが、懐が他の年代よりも温かいことも大きな理由のように思えます。つまり、いい物にお金を使ってくれやすいから、です。スーパーから見ると、それだけ収益を上げやすい顧客ということになります。だからこそ、ポイントを倍付けするなど、優遇しているのです。

 

では、カフェを開設すれば、なぜシニア層が増えるのかについてですが、最近次のような光景をよく目にします。

 

カフェや居酒屋でくつろぐシニア層が多い

 

という光景です。シニア層を注意して街を観察しているからかもしれないですが、利便性の高いカフェや居酒屋(どちらかというとカフェ)では、よく目にします。居酒屋で顕著に見られるのは、4時や5時からお酒を飲む姿。シニアは早いのです。そこで、シニア層がカフェや居酒屋でくつろぐ理由について、考えてみました。

 

【シニア層がカフェや居酒屋でくつろぐ理由】

[1]単に休憩・食事をするため

[2]社会とつながりを持つため

 

1は外出時の付随的な利用で、2は主目的としても利用です。1については、シニア層特有の理由というよりも、他の年代にも当てはまります。一方、2については、わざわざ、カフェや居酒屋でくつろぐために、外に出るというパターンです。自宅でも、お茶や食事・晩酌はできるのですが、わざわざ外のお店で行うのは、社会とのつながりを持つためではないでしょうか。実際にアンケートを取ったわけではないですが、駅近くのカフェでくつろぐシニア層を見ると、そう思えるのです。自宅にいては、何となく寂しい。ならば、ちょっとお金はかかるけど、外でくつろごうと。お金を使う時には、店員とのコミュニケーションが生まれます。コーヒーやビールよりも、そのコミュニケーションがそのお店を利用する目的なのです。

 

スーパーにカフェを開設すれば、こういう理由によるカフェ利用を期待できるわけです。もちろん、スーパーはコーヒー販売により収益を上げることができます。しかし、それ以上に、食料品の販売が期待できるのです。カフェがシニア層の来店を促せば、わざわざポイントを倍付けする必要もなくなるかもしれません。

 

ネスレのカフェ業態にスーパーが熱い視線を送るのは、それだけシニア層獲得を目指している証拠とも言えるのです。

 

☆今日のまとめ☆

スーパーがカフェ開設に力を入れるのは、シニア層獲得のためではないか。

シニア層は、カフェを社会との接点として利用しているように、思われるからである。

 

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☆    今日のこぼれ話☆

「シニア層」という言葉、あまりウケがよくないようです。

今後違う言葉にしようかと、私案しています。