フィリップスのLED

by courtesy of osde8info

 

先月にグランフロント大阪に行ったところ、一階の大広場の脇で何やら行列ができていました。行列の先には屋台。おでんかスイーツでも販売していると思いきや、揚げ物を無料配布しているとのこと。その屋台は、フィリップスのノンフライヤーの試食イベントだったのです。

 

行列が出来ているのは、話題のメニュー(ノンフライの唐揚げ)を無料で食べられるからに他なりません。ただ、冷静に考えてみれば、グランフロントの前には家電量販店のヨドバシカメラがあるわけで、ヨドバシでは毎週末に生活家電売場で試食販売をしているのです。ノンフライヤーの試食販売をしているかどうかはわかりませんが、何かしら新商品で作ったメニューの試食をしているわけで、そこに行けば、話題の料理を食べることが可能なのです。また、メーカーとしても、試食イベントを家電量販店で行う方が、商品を気にいってもらえれば、すぐに売上につながるというメリットがあります。一方、グランフロントでいくら気に入ってもらっても、そこには小売機能はないので、販売できないのです。

 

そこで、消費者はなぜグランフロントの試食イベントに行列するのか、そしてメーカーはなぜ、売上に直結しないグランフロントで試食イベントをするのか、について考えてみました。

 

【グランフロントで行われる試食イベントの理由】

[消費者が行列する理由]利便性が高いから

[メーカーが実施する理由]潜在顧客に購入動機を持ってもらえるから、新たな顧客を開拓できるから

 

消費者が行列する理由は、すぐそこでやっているからに他なりません。わざわざヨドバシ梅田まで足を運ぶのが、面倒なのです。利便性の高さで選んでいるわけです。

 

一方、メーカーは、集客力の高いグランフロントで試食イベントを行うことで、商品については知っているが、まだ欲しいとは思わない潜在顧客にリーチすることができます。購入意欲の高い消費者にしかリーチできない家電量販店とは、対照的です。もしかしたら、フィリップスは、ノンフライヤーを欲しい消費者への販売がほぼ終わっているのかもしれません。今後売上を拡大するのは、潜在顧客に販売する必要があるため、グランフロントという集客力の高い立地を選んだのかもしれません。新規顧客獲得のために、グランフロントを選んだと考えられるのです。

 

逆に言えば、それだけグランフロントの利便性の高さ、集客力の高さが、魅力的ということになります。試食イベントの立地が、購入意欲を持った消費者にしかリーチできない小売店から、潜在顧客にリーチできる集客力の高い商業施設にシフトしているのかもしれません。

 

☆今日のまとめ☆

フィリップスがグランフロント大阪でノンフライヤーの試食イベントを行ったのは、潜在顧客にリーチできるからではないか。

試食イベントの立地が、購入意欲の高い消費者にしかリーチできない小売店からシフトするかもしれない。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

あまりの行列に、私は並ぶことを断念。

どんな味がするのか気になりますね。