アメリカ・ウィスコンシンのローカル百貨店by courtesy of David Wilson

 

まぁ、ある程度わかってはいましたが、やはりアベノミクスには二極化があるようです。百貨店が好調な記事が多いようですが、それは一部なのかもしれません。神奈川県地盤の百貨店・さいか屋の岡本社長は、次のように述べています。

 

「都心の百貨店とは大違いだ」(2014年1月15日付 日経新聞朝刊)

 

さいか屋の業績を、地方の百貨店全体の傾向に拡大解釈していいのかは悩むところですが、それに近いものはあると思います。というのも、大手百貨店の中でも、地方の店舗は都心店舗ほど業績が良くないからです。こうなる理屈は、

 

都市と地方の所得格差=大企業と中小企業の所得格差

 

にあるのではないでしょうか。日経新聞では、毎日のようにベアに関する記事が掲載されており、大企業のベアは概ね実施されるようです。ただし、これは大企業だけの話。中小企業の賃金の記事なんてほとんどありませんが、好業績な中小企業もそう聞きません。たとえ好業績でも、ベアではなく賞与で対応する企業が多いのではないでしょうか。いずれアベノミクスの勢いも削がれるわけで、変動のある賞与が上昇する中小企業とベアが実施された大企業の所得格差は、今後さらに高まると考えられます。

 

何を言いたいかと言うと、地方を商圏とするならば、都市のように客単価引き上げはなかなか難しいということ。さいか屋の記事にもありましたが、客単価を上げるよりも、販売機会を増やす努力をした方が賢明でしょう。地方と都市のビジネスのやり方は、全く違うことを肝に銘じておきたいと思います。

☆今日のまとめ☆

さいか屋の業績からわかることは、都市と地方で二極化が起きているということ。

大企業のベアが実施されれば、所得格差は今後さらに拡大すると思われる。

地方を商圏にするならば、客単価向上を目指すのではなく、販売機会を増やすことを重視した方がいいかもしれない。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

特に、地方の百貨店は、外商でいかに収益を上げるかが問われるでしょうね。

※百貨店名に間違いがありましたので、訂正いたしました。(2/19)