全品5%引きのチラシ

 

お盆も明けた頃でしょうか、金曜恒例のユニクロのチラシに大きな変化を発見しました。それは、

 

B3サイズ(新聞片面)からB4サイズ(新聞片面の半分)に小さくなっていた

 

ことです。チラシ調査を初めてから、何年もユニクロのチラシを見て来ましたが、B4のチラシを見るのは久しぶり。これまで全く無かったわけではないですが、少なくとも週末セール開始曜日が金曜になってからは、初めてです。

 

チラシのサイズを半分にするということは、掲載商品を減らしたことであり、週末セールの規模を縮小したことになります。では、なぜ週末セールの規模を縮小したのか?そのヒントは、新聞記事にあります。

 

衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが11日発表した2012年9月~13年5月期の連結決算は純利益が前年同期比22%増の884億円だった。9~5月の9カ月としては過去最高を更新した。国内のユニクロ事業が客単価の下落で減益だったが、アジアを中心に海外が大幅な増益となり収益を押し上げた。(2013年7月12日付 日経新聞朝刊)

 

国内ユニクロの既存店売上高は、大変好調なのですが、一方で国内ユニクロ部門は減益のようです。つまり、増収減益なのです。その理由は、客単価が下落したからであり、要は

 

値下げをし過ぎたから

 

に他なりません。特売開始時期を金曜に前倒しし、値下げ率を高めれば、客単価が下落するのは想定内。恐らく、

 

思ったほど客数が伸びなかった

思った以上に客単価が下落した、

 

ために、減益に落ち込んだのでしょう。この状態を是正するために、週末セールの規模縮小に動いたのです。

 

このユニクロの例を見れば、既存店売上高だけを見て、店舗型ビジネスの好調・不調を判断するのは、問題なのがわかります。また、客単価の下落は、減益に落とし込み兼ねないほど恐ろしいことなのです。

 

☆今日のまとめ☆

ユニクロがチラシサイズを半分にしたのは、週末セールの規模を縮小するため。

その背景には、既存店売上高はいいものの、減益に落ち込んだことがある。

既存店売上高で店舗ビジネスの良し悪しは判断できない。

客単価の下落は、減益になり兼ねない恐ろしいこと。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

お盆明けからの規模縮小なので、8月の月次実績には数字として表れていないかもしれません。

9月が楽しみです。