つかしんの撤退店舗からわかった、普段使いのSCで成立する飲食店の条件とは?

閉店告知

 

前回は、つかしんのような同業種間の競争は起こりかねないSCがうまくいく秘訣を取り上げました。賑わいがあり成功したように見えるつかしんですが、撤退するテナントはやはり存在します。あれだけの店舗数がSC内にあれば、SC内での競争というよりも、消費者ニーズを取り間違える店舗が出てくることは仕方ないことかもしれません。

 

私が発見した撤退業種は、インドカレー店。ココ壱のような日本風のカレー店ではなく、インド人が作るスパイスたっぷりのカレー店のようでした。既に撤退済みで、店舗跡はすでに清掃されてあったので、どのようなメニュー内容・店舗デザイン・価格だったかはわかりません。ただ、普段使いの人が多いつかしんで、インドカレーを食べる人・食べたい人が予想以上に少なかったのは間違いありません。

 

インドカレー店が失敗した要因は、明らかです。それは、インドカレーが普段食べる料理ではなかったからでしょう。ココ壱のような日本風カレーなら、成功はしなくとも撤退するまでの失敗には至らなかったはず。そう言えば、神戸市街地近くの住宅街にあったインドカレー店も、確か1年足らずで閉店に追い込まれました。インドカレーは、日常的に食べるメニューではないのです。

 

逆に言えば、日常的に食べるメニューを提供すれば、普段使いのSCでやっていくことができます。つかしんで言えば、ピザ・ラーメン・洋食(ハンバーグやとんかつ)・うどん/そばなどの業種が営業を行っていました。いずれも、日常的に食べる料理ばかり。ピザはかなり本格的なナポリピザでしたが、そのイタリアン料理店は平日夜でもそれなりに集客していました。ピザが日常的メニューである証拠です。

 

インドカレー店でも、日常的に食べるカレーパンを販売していれば、うまくいったかもしれません。カレーパンというわかりやすいメニューを利用することで、独特なカレーの旨味を訴えることができるからです。「わかりやすさ」というのも、ポイントです。

 

普段使いのSCで飲食店が成立するには、日常的に食べるわかりやすいメニューを主体にすることが必要なようです。

 

☆今日のまとめ☆

普段使いのSCでは、日常的に食べるわかりやすいメニューを主体にすることが、飲食店の成立条件だろう。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

最近、焼酎を飲むことが増えました。

ちょっと飲みたい時に、ちょっと飲めるのがいいですね。

ビールだと、350ml飲み切る必要がありますから。

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