改装工事前最後のJR大阪三越伊勢丹の大北海道展が満員御礼だった理由
7月第一週に行われていたJR大阪三越伊勢丹の物産展は、大北海道展。改装工事前最後の物産展です。以前にもJR大阪三越伊勢丹の物産展には何度か足を運ぶましたが、他の梅田にある百貨店に比べると、人はまばらで集客に苦労しているようでした。しかし、今回の大北海道展はまるで満員御礼かのうように、かなりの人混み。この違いはなぜ起こったのか。その理由について、考えてみました。
【JR大阪三越伊勢丹の大北海道展が満員御礼だった理由】
[1]改装工事前のダイナマイトセール中で、そもそも集客数の多い時期だったから
[2]スタンプラリーで購買動機を高め、滞在時間が長かったから
[3]人気の北海道展だったから
1について、この要素が一番大きいでしょう。JR大阪三越伊勢丹は、世間一般で夏のクリアランスセールが始まる前から、大きなセールを実施していました。それが、ダイナマイトセール(DYNAMITE SALE)。この集客数はかなりありました。JR大阪三越伊勢丹で、ここまでお客さんが多かった時ってあったかというほどの集客数。この集客数があれば、高層階とは言え物産展にも相当流れても不思議ではありません。
2について、これは面白い取り組みでした。各ショップで税込540円以上買えばスタンプを押してもらえ、第一弾で2個、第二弾で2個集めれば、豪華賞品が当たるという企画です。(大北海道展は、7月2日から8日が第一弾、9日から14日までが第二弾として二部構成で展開。)この企画があれば、第一弾に参加した人は第二弾に参加する確率は高まります。さらに、何か一つ買った人は、もう一つ買おうと回遊することになり、滞在時間が長くなります。その結果、物産展に賑わいが生まれます。イベントに賑わいを出すためには、単に集客数を増やすだけでは不十分で、滞在時間を長くする必要があることがわかります。
3について、人気の物産展だったことも賑わいの一つの要因だったでしょう。ただし、過去にも北海道展は実施されており、その時はここまで集客に成功していなかったと記憶しています。
印象的だったのは、スタンプラリー。阪神や阪急ではこのような企画を見たことがありません。この企画があるからこそ、購入していた人が多く見られたのではないでしょうか。スタンプラリーがあったからこそ、集客を売上につなげられたのだと思います。スタンプラリーは、販促に使えそうですね。
☆今日のまとめ☆
JR大阪三越伊勢丹の大北海道展が集客に成功していたのは、セール中でそもそも集客数の多い時期だったから、スタンプラリー実施により滞在時間が長かったから、人気の物産展だったから、ではないか。
特に、スタンプラリーは、集客を売上につなげるのに効果的だったように思えた。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
スタンプラリーの成功を見る限り、何かを集めるという行為には、人を夢中にさせる要素がありそうですね。