エキマルシェ大阪に登場したステラおばさんのクッキーバイキング、ステラおばさんの事情とは?
先日、阪神百貨店の催事で人気があったステラおばさんのクッキーバイキングが、なんとエキマルシェ大阪に登場しました。場所は、臨時的に出店していた食材店の跡。あの食材店は、購入品を調理するなど奇抜なアイデアで頑張っていたのですが、やはり難しかったようです。
ステラおばさんのクッキーバイキング、立地の悪いエキマルシェ内で営業していますが、結構人気を博しています。行列ができるほどではないですが、来店者数は多め。人気の理由は、前の記事で取り上げたので、今回はステラおばさん側の事情を考えたいと思います。なぜ、クッキーバイキングを行うのか、そして可能なのか?
【ステラおばさんがクッキーバイキングを行える理由】
[1]クッキーは利益率の高い商材だから
[2]他のスイーツ比べて、強い購買動機が起きにくい商材だから
1について、クッキーと言えば粉モンなので、原価はきっと低いでしょう。さらに、こねて型を取って焼くだけという、製造工程もかなりシンプルなので、製造コストも低いと予想されます。つまり、クッキーは比較的安く作ることができるので、利益率は高いのです。利益率が高いからこそ、食べ放題にすることが可能なのです。
2について、クッキーはそう珍しいものではなく、素人でも作ることができるシンプルなスイーツ。よって、他のスイーツと比べると地味であり、買ってまで食べたいという動機がなかなか起きないのではないでしょうか。あくまで私の場合ですが、スイーツ店で何かを買う時、ケーキなどの生菓子があれば、ついつい目が行ってしまい、つい買ってしまいます。誰かに贈り物をする場合なら、フィナンシェなどの柔らかいスイーツを選びがち。クッキーを選ぶということは、仕方なく選ぶという場合を除いて、ほとんどありません。この傾向がごく一般的ならば、クッキーは購買動機が比較的低い商材なのです。購買動機の低い商材を売るには、売り方に工夫が必要です。だから、食べ放題というお得感の強い販売手法を採用したのではないでしょうか。
また、購買動機が低いからこそ、食べ放題でもそう多く食べられる確率は低いのではないでしょうか。飽き易さもあるかもしれません。その結果、食べ放題でも比較的多くの利益が残ります。
このように考えれば、クッキーと同じ1・2の特徴を持つ商材ならば、食べ放題を採用できることがわかります。
☆今日のまとめ☆
ステラおばさんがクッキー食べ放題を採用できるのは、クッキーは利益率の高い商材だからであり、購買動機が比較的低いからである。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
エキマルシェ大阪では、クッキーの試食も行っています。
食べてみましたが、美味しかったですよ。
ただ、そういっぱい食べられるものでもないですね。