コンビニがケーキ屋になる日
先日、誕生日ケーキを買おうと思ったのですが、スイーツ店が開いていなくて苦労しました。大抵のお店は20時には閉店しているようです。ただ、20時頃に帰社できない人も多いわけで、開いているケーキ店がなく困った経験のある人も多いことでしょう。
週末ならまだしも、ケーキ店が平日に20時以降も営業するには、リスクがあります。それは人件費。ただでさえ、高騰している一方で、20時以降に売れる保証もありません。開店休業状態に陥ることも、十分考えられるわけです。だから、20時閉めるのも納得。
しかしながら、20時以降にどうしてもケーキを買わなければならない人もいるはず。そこで、今後24時間営業のコンビニがケーキを扱ってくれれば、利用者としては助かるのです。実際、今でもコンビニでケーキは販売されていますが、そのケーキは購入者が自分で食べるもの。友人と一緒に食べる場合や、誕生日など記念日の際には、ちょっと購入がためらわれるケーキなのです。よって、コンビニに期待したいのは、本格的なスイーツ店のケーキの販売です。
ただしコンビニも、売れるかどうかわからない商品を販売するわけには行きません。単価が高いだけに、廃棄コストも高くつくからです。そこで、予約のみの販売にすれば、売れ残りリスクを回避できます。コンビニ店舗近くのケーキ店と提携できれば、引き渡しの1時間前まで予約を受け付けることも可能になるでしょう。
提携するケーキ店にしても、私の見る限り、なかなか売れないのが現状ではないでしょうか。デパ地下のように集客力のある商業施設に立地しているならまだしも、駅前の単独立地のケーキ店でも、さほど集客しているようには思えません。一方の消費者も、ショートケーキでも一個400円近くするうえ、一個だけ買うために来店する勇気もなかなか持てません。この価格と利便性の低さが、ケーキがなかなか売れない要因なのです。コンビニでの販売を始めれば、利便性の低さというハードルはクリアできます。
このように考えれば、コンビニでの専門店のケーキ販売は、販売するコンビニ・商品を卸すケーキ店双方にとってメリットがあるもの。実現する日は近いのではないでしょうか。
☆今日のまとめ☆
ケーキ店のケーキがコンビニで買えるようになれば、ケーキを買わなければならない人のニーズが満たせる。
コンビニは集客が期待でき、ケーキ店は売上増が期待でき、双方にとってメリットがあるので、コンビニが専門店のケーキを扱う日は近いかもしれない。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
結局、住吉駅近くのスイーツ店が20時以降も開いていたので、そこで買いました。
甘さ控えめの懐かしいケーキでした。