シニアが来店するカフェの特徴とは?
前回、総菜店の集客には、店舗デザインも影響することを取り上げました。これは、カフェでも言えるのではないでしょうか。
先日行ったのが、神戸駅前にあるSC・ウミエ(UMIE)。平日の夕方に行ったのですが、ここでも対照的なお店がありました。それは、ザ・コーヒー・スタンダード(THE COFFEE STANDARD)とサブウェイです。厳密に言えば、サブウェイはカフェではなくファストフード店。ただし、カフェ(喫茶)利用をする人も多いの事実。私が行った時、この二店の来店客数は対照的でした。スタンダードはほとんど来店客がいなかったのに対し、サブウェイは4組ぐらい来店していました。
たまたまかもしれないですが、この来店客数の違いは、店舗デザインの違いが原因かもしれません。その違いとは、
スタンダード→黒基調でスタイリッシュ
サブウェイ→ウッド調でやすらぎ
です。かなり主観が入っていますが、大部分の人はこう表現するでしょう、きっと。この店舗デザインの違いは来店しやすさに影響し、客数という実績に表れます。
もう一つ面白いことは、サブウェイには意外にもシニア層が多いということです。シニア層が、あのサブ型サンドイッチを好き好んで食べるとは思えませんので、恐らくこの来店しやすさが利用につながっているのではないでしょうか。もう一つ付け加えれば、サブウェイが訴求するヘルシーさでしょうか。
若者やサラリーマン(女性も含めて)に人気なのは、スターバックス。しかし、スタバでシニア層を見ることはさほどありません。(あくまで私の経験上)この要因は、若者にとっては入りやすい店舗であるからであり、一方で、シニア層にとっては注文の仕方がよくわからず入りにくいからではないでしょうか。
このように考えると、シニア層をターゲットにするならば、来店しやすさを第一に考える必要がありそうです。
☆今日のまとめ☆
サブウェイにシニア層が比較的多いのは、ウッド調で親しみやすいデザインのため、来店しやすいから。
来店しやすさが、シニア層の集客に大きく影響するのではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
北海道のスーパー・マックスバリュ北海道の業績が好調のようです。
苦戦する地方スーパーの中で、業績上方修正。
なぜでしょう。
次取り上げたいと思います。