夙川の花見事情でわかった、市場拡大を目指すワインの売り方
今日は、夙川で花見を行いました。ラジオでも、夙川の花見が何度も取り上げられたこともあってか、かなりの人。着いたのが14時半ごろでしたが、阪急夙川駅から夙川に掛けて行列ができているほどの混み様です。例年のことかもしれないですが、この行列を見ると、日本人は本当に桜が好きなんだなぁ、と感じないわけにはいきません。
夙川で多くの人・団体が花見を行なっていたのですが、そこで印象的だったのがワインの多さ。3人以上の団体の場合、ほとんどすべての団体がワインを飲んでいたかのような印象です。5人以上いれば、2・3本ワインが転がっていることもザラ。それほど、ワインが人気だったのです。
考えてみれば、大人数の宴会でワインが登場するのは、当然といえば当然。ワインは750mlの瓶に入っていることがほとんどなので、1人では飲むことはかなり困難です。一人用に買っても、何日も掛けて飲む必要があります。いろんなワインを飲みたいワイン好きな人にとって、大人数の宴会はいろんなワインを飲むいい機会なのです。
一方、ワインに興味があってもイマイチよくわからず、なかなかボトル一本買うのが憚れる人にとっても、ワインを飲めるチャンスです。しかも、一緒に飲む人にワインに詳しい人がいれば、その人にいろいろ聞くこともできるでしょう。花見でワインを飲んで、ワインにハマったという人も、多いのではないでしょうか。
花見でこういう飲まれ方をするワイン。このシチュエーションを販促に使わない手はありません。花見でワインを実際に選ぶ人は、ワインが好きな人でしょう。選ぶ時は、できるだけ多くの人が飲めるような、汎用的なワインを選ぶはずです。ならば、
比較的万人受けするワインを薦める
ということをすれば、選ぶ人は助かります。予算別・赤白スパークリング別に、このような汎用的なワインをアピールすれば、そのワインの販売は飛躍的に伸びるのではないでしょうか。
さらに、花見でワインを飲んでワイン好きになる人が、花見後にワインを買いやすくする仕掛けがあれば、ワイン市場は拡大することになります。それは、新規顧客を獲得することになるからです。ならば、
ワインの産地・ぶどう品種・特徴などをわかりやすく記した紙・カードを、購入時に渡わす
ことをしてはどうでしょうか。花見用に購入したワインに関する情報が、花見で飲む時にあれば、ワイン初心者のそのワインへの関心がさらに深まり、今後どのようなワインを選んだらいいのかについての指針になるからです。
問題は、販促コスト。カードを作るなど意外にコストがかかることですので、インポーターの協力は欠かせないように思えます。
☆今日のまとめ☆
花見でワインを飲む人は多い。
この機会を、ワイン販促に活かさない手はない。
ならば、万人受けするワインを、予算別・種類別に提案すればいいのではないか。
また、花見にてワイン初心者が飲んでいるワインついての情報に接することができれば、花見後の購入につながるかもしれない。
ワインの産地・ぶどう品種・特徴をわかりやすく書いた紙・カードを、渡せばいいのではないか。
マーケティング・ビジネスのヒントに関するブログも書いています
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
私が飲んだのは、ワインでは無く第三のビールと缶チューハイ。
でも、ワインを飲んでいる人を見て、無性にワインが飲みたくなりました。
ただ、問題はワイングラスですね。
プラスチックコップでは、美味しくなさそうだからです。
☆ 最近買った商品☆
本日の花見で飲んだ第三のビールは、先日記事で取り上げたサントリーの新商品。
ネット上の口コミにあったように、味はスーパードライに似ているように感じました。
ただ、変な雑味がなく、暑い夏にはぴったりではないでしょうか。
コクが好きな私には、少し物足りませんが。