食品が価格競争に陥るワケ
最近、
◎利用者ニーズ(利用者とは、企業が販売する先)
についてよく考える。、
それは、突き詰めれば、
◎ビジネスとは、利用者のニーズを満たすこと
に他ならないから。
このニーズを発見しないと、売り先が決まらないのだから、ビジネスはそもそも成り立たない。
これまで仕事で食に携わってきたので,食に関するニーズを考えてみた。
そもそも食とは、
◎人間の空腹を満たす行為
であり、どんな人間でも一日3回行う。(ただし、忙しい人などは3回未満になることはあるが。)
だから、人がお腹を空かしそうな時間に、人が集まった場所で食品を販売すると、ビジネスが成り立つ。
このように簡単にビジネスが成り立つからこそ、食関連ビジネスは参入障壁が大変低いと言える。
その結果、競争が激しくなり、その競争を勝ち抜くために行われることが、誰でも思いつく値下げ。
これが、食関連ビジネスで価格競争が起こる理由である。
さらに、日本の人口は減少しているのだから、価格競争の激しさは尋常ではない。
このように考えてみると、現在食品業界や飲食業界で行われている激しい価格競争は、景気が悪いだけが原因ではなく、日本の人口動態という構造的な原因を持っていると言えるだろう。
ただし、ここでも勝機はある。
そのヒントは、
◎商売は、余っている資源を、その資源が不足している場所で販売するということ。
にある。
つまり、
◎欲しい食品がある人に、その食品の情報を提供して販売する。
という方法を取れば、価格を低くせずとも売れることになる。
この仕組のキモは、
◎本当に欲しい人をいかに見つけて、その人が欲しい理由を満たす情報を提供するか?
ということ。
これを、ツイッターを使ったソーシャルサービスで実現しようと思っている。
ただ、「本当に欲しい人」「欲しい理由」をどのように見つけるかは、未だ疑問。
これを見つけられずに、当てずっぽうに情報を提供すると、その消費者から嫌われて二度と商品を買ってもらえないという悲劇が起こる。
あまりに詳しい情報(興味のある食材や今気になる商品など)の提供を消費者に求めると、消費者はそっぽを向く。
食に興味のある消費者が楽しみながら、自分が欲しい食の情報や商品を入手できる。
これが理想であり、これが実現すれば、食の価格競争は少しは和らぐだろう。
☆ 今日のま とめ☆
食品関連ビジネスが価格競争に陥る要因の一つに、その参入障壁の低さがある。
人口減少がその要因に加わり、価格競争に拍車を掛けている。
ただ、欲しい商品がある人に、その商品の情報を提供し、その商品を販売すれば、価格競争から抜け出せるのではないか。
☆5/27 の目標 ☆
1 プライベートブログの更新 ◯
2 午前7時起床 ×
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯
5 部屋・事務所などの掃除をする ×
6 手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。×
7 読書(書籍・雑誌)をする ◯
8 毎朝、ツイッターでつぶやく ×
(今 日のこぼれ話)
昨日の中小企業展で説明を受けた、電子名刺SEEDについて少し調べました。
名刺の情報を電子化するとともに、名刺交換という文化も踏襲しているようです。
ただ、名刺情報を交換する際に使用する端末を持ち歩くのが、何とも面倒。
せっかく携帯電話が普及しているのだから、携帯電話で済ませればベスト。
また、携帯で名刺の情報を見た後、その情報はどう処理(蓄積・削除)されるのかが疑問。
思えば、名刺とは企業における個人情報を交換する媒体に過ぎない。
ならば、名刺の情報情報が今後電子化されることは避けられないような気がする。
すでにデジタル配信が行われている音楽、明日から本格的にデジタル配信が行われるだろう書籍とも、人が欲しいのは名刺と同じ情報。
名刺情報の電子化には、大きなビジネスの芽が潜んでいるように思えます。
(今 日の言葉)
「会議とは、読んで字のごとし、会して議論して決めるべき場所。だから、参加者は活発に発言する。」
(ファー ストリテイリング社長柳井正 「一 勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)
※ 当分、私 の好きな書籍「一 勝九敗 (新潮文庫) 」から引用します。