先日、神戸ハーバーランドの阪急百貨店地下一階のグロッサリーコーナー(加工食品や生鮮食材が販売されている所)で異様な状況を目にしました。

それは、とある女性二人が特別仕様ののりたま(「手のりたま」というらしい)をまとめてカゴに入れている風景。

それも二つや三つではなく、店頭にあるてのりたまをごっそりカゴに入れているから、かなり目立っていました。

棚に残ったのは1つか2つ。

手のりたまという商品は、ふりかけののりたまがひよこのような容器に入っている少し変わった商品。

普通の人ならば、ユニットプライスの安い通常ののりたまを買うだろう。

この手の商品は、子供か珍しいもの好き、またはのりたまファンが買うのであり、しかも買ったとしても一人一つぐらい。

だからこそ、一人で店頭にあるてのりたまをごっそりカゴに入れる状況には驚くとともに、疑問に思いました。

しかし、次の瞬間、その疑問は納得に変わることに。

というのは、その二人の女性は中国語を話していたから。

しかも、胸には観光客と思われるバッジらしきものがあったので、恐らく中国人観光客だろう。

そう、手のりたまを買ったのは

◎お土産

にするためだったのです。

中国人観光客のお金の使いっぷりがいいことは、秋葉原で炊飯器など多くの家電を買っているマスコミの映像を通して知っていました。

だから、

◎中国人観光客に日本の食品を買ってもらえば、大きな需要が期待できるのでは?

とも考えていました。

そこで、この二人の中国人観光客がどんなものを買うのか気になったので、少し観察することに。

二人が買ったもので特に印象的だったのは、

◎いちご1パック

◎だし用の昆布2パック。

いちごは、恐らくバスの中かホテルの客室の中ですぐに食べるのでしょう。

昆布は、調理しなければならないので、お土産でしょう。

昆布がお土産になるということは、中国では日本で売っているような昆布がなかなか手に入らないということ。

中国でも有名な産地の昆布だったのか、もしや中国語で説明されていたのかもしれません。

中国人が、日本の昆布にどんなベネフィットを見出すのかは、調査する価値があることでしょう。

そして、この二つの商品(いちごと昆布)に共通するのは、

◎単価が高いということ。

デパ地下だから、いちごは一パック500円近くしていただろうし、昆布も同じぐらいでしょう。

500円近い単価の商品は、デパ地下のグロッサリーコーナーやスーパーではなかなか売れません。

一方、中国人観光客にとっては、価値さえ見出せば、500円という単価は大きな問題ではないかもしれません。

ということは、

◎今後、中国人観光客をターゲットとした高単価商品が、スーパーで売れる

という現象が考えられることになります。

今後、景気が回復しても給料がそれほど大きく増えなければ、消費者の低価格志向が大きく変わることはないでしょう。

だから、スーパーで高単価商品を販売することは、今後も難しいだろうと思います。

ならば、価値さえ見出せば単価にこだわらない中国人観光客をターゲットとした商品を開発することによって、利益率を改善してはどうでしょうか。

食品メーカーにとっても、内なる外需は見逃せません。

☆ 今日のま とめ☆

中国人観光客は、価値さえ見出せば単価の高い商品でも購入する。

この現象はスーパーでも起こり、食品メーカーにとっては内なる外需にあたる。
☆5/22の目標☆
1  プライベートブログの更新 ×
2  午前7時起床 ×
3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯
5  部屋・事務所などの掃除をする ×
6 手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。×
7  読書(書籍・雑誌)をする ×
8 毎朝、ツイッターでつぶやく ×

(今 日のこぼれ話)

今日は、大阪・中之島の国立美術館でルノアール展を見に行きました。

激しい雨にもかかわらず、大変多くの熱気に溢れていました。

景気はまだ停滞しているのに、芸術への消費がこんなに旺盛とは少し驚き。

しかしながら、成熟経済ではモノがあふれる一方で、精神的な欲求が満たされていないのかもしれません。

精神的なニーズを満たすことが、消費を喚起する大きなヒントになるように思えます。

(今 日の言葉)
「広告は実質がともなっていないと、広告そのものが無駄になる。」
(ファー ストリテイリング社長柳井正 「一 勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)
※ 当分、私 の好きな書籍「一 勝九敗 (新潮文庫) 」から引用します。