高価格レトルトカレーが売れるわけ?

先週の日経プラスワンの一面に、専門家に評価の高いレトルトカレーが紹介されていた。
普段、レトルトカレーをほとんど食べないためか、すべてのレトルトカレーをまだ食べたことがなかったが、見たことのある商品もパラパラと。
どこで見たかは確かではないが、恐らく近くの高級食材も扱うスーパーだったと思う。

これらのレトルトカレーの特徴は、
◎こだわっている
◎高価格
という点。
特に、レトルトカレーを買う時は100円ほどの商品しか買わない私にとっては、価格は高い。
一つ300円~500円もするので、安いNB(ナショナルブランド)のレトルトカレーの3~5倍もする。
こんな高い商品が売れるのだろうか、と商品を棚で見た時には思ったわけだが、売れる要素もある。
これらの高価格レトルトカレーは、そもそも100円程度のレトルトカレーをライバルとみなしていない。
競合は、
◎レストラン(外食という意味)で食べるこだわりのカレー
に設定しているだろう。
レストランで食べるカレーは、安くても800円はするだろうし、高ければ2000円を超えるものもある。
しかも、これらのカレーは、それ単品を頼むことのできるファーストフードレストランでは提供されておらず、ほとんどが特徴の持ったレストランに行かねばならないために、食べるためには他のものも注文する必要がある。
だから、結局最低でも一人3000円はかかる。
このように考えると、300円~500円の高価格レトルトカレーは安い。
しかも、湯煎してあったかいご飯に掛けるだけでできるので、レストランに行く時間や手間が省ける。(ただし、ご飯を炊いたり、湯煎するという手間はかかる。)
「カレーが好きであるが、頻繁に外食する手間や時間を掛けたくない人」が、高価格レトルトカレーのターゲットなのだろう。

ただし、スーパーでこれらの高価格レトルトカレーを何度か見たことはあるが、実際にカゴに入れている人はほとんど見たことはない。
棚を見ても、商品の回転が順調に行っていないようだ。
対面で商品説明をしないセルフサービスをその特徴とするスーパーだから、このような高価格品を売るのは大変難しいだろう。
だからといって、小売店での販売をやめてメーカーの直販サイトだけでは、販売数量が伸びないために、不良在庫が発生する。
情報発信コストの安いネットで充分にその商品特徴を説明し、スーパーに誘導する仕組みが必要とされるだろう。
ここに、購入者の評価(口コミなど)があれば、購入意欲がさらに高まるかもしれない。
高価格れとるとカレーに限らず高級食材が売れるには、特に製造者・販売者による商品特徴と購入者による評価が重要となる。

☆本日のまとめ☆
高価格レトルトカレーは、100円程度の低価格レトルトカレーに比べると3~5倍もの価格に設定されている。
それでも売れるのは、競合に「レストランで食べるこだわりカレー」、ターゲットに「カレーが好きであるが、頻繁に外食する手間や時間を掛けたくない人」を設定しているからである。
高価格食材が売れるには、売る側の商品特徴と購入者による評価が特に重要となる。

☆6/7 の目標 ☆
1  プライベートブログの更新 ◯
2  午前7時起床 ×
3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯

5  部屋・事務所などの掃除をする ◯

6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。×

7  読書(書籍・雑誌)をする ◯

8  毎朝、ツイッターでつぶやく ◯

☆本日のこぼれ話☆
最近、ご飯(白米という意味)をおいしく感じることが多く、食べる量が増えているためか、体重が急激に増えてきました。
特に体重計で計測しているわけではないのですが、少しきっちり目のパンツを履いて歩いていると、太もものあたりが大変窮屈に感じます。
ダイエットをするまでもないものの、少しぐらい節制したいと思います。
特に、お酒。(特に、麦とホップ。)

(今 日の言葉)
「机上の空論では実行できない。実行しながら、どんどん計画を作り変えていく。計画は実行するためのものでなくてはならない。」
(ファー ストリテイリング社長柳井正 「一 勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)
※ 当分、私 の好きな書籍「一 勝九敗 (新潮文庫) 」から引用します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です