中国やタイなどの東南アジアは、今後日本食の輸出先として期待されるのですが、問題となるのが消費者の購買力。すさまじい経済発展をしており、超富裕層と呼ばれるお金持ちも確かにいますが、まだまだ先進国に比べると消費者の可処分所得は低い。だから、大量に輸出されても、高価な日本食を買える消費者の母数が小さいので、なかなか簡単には売れないわけです。

その点先進国は、日本と同じぐらいの物価・所得を持っているので、日本食の良さを理解してもらい、興味を持ってもらえば、購入できる母数は大きい。日本と最も貿易が盛んな先進国と言えば、アメリカです。私の経験から言うと、アメリカへの日本食輸出は一番可能性が高い。食文化の違いはありますが、アメリカには中国人や韓国人などアジア系の人口が多く、アジア系と在留邦人が日本の食品の上得意先と言えるでしょう。

しかし、そのトレンドにも変化が見られるようです。ジェトロの資料によると、アメリカで健康意識が高まっているようです。オバマ政権による医療保険制度改革もその一翼を担っておりますが、消費者の中でも、できるだけ健康な体を維持することによって、高額な医療費を下げたいという願望があるとのことです。その先にあるのは、低カロリーニーズ。そのニーズを満たす料理として、日本食が注目を浴びているようです。実際、今年3月に幕張で行われた「FOODEX JAPAN 2010」で米国人ジャーナリスト・料理学校関係者が選んだ日本食は、どれも低カロリーな商品ばかり。(ドライフルーツ、ドレッシング、さつまいものお菓子)ただ、アメリカ人が大好きな分厚いパティととろけたチーズの入ったハンバーガーと比べると、日本食は総じて比較的カロリーは低い。ただ、日本からアメリカへ輸出される商品のほとんどは、パッケージが国内販売仕様なので、カロリーの低さがほとんど説明されていません。(栄養成分表示がある程度)まぁ、考えてみれば当たり前です。国内市場で比較対象になる商品も同じくカロリーが低いのですから、カロリーの低さを強調しても強みにならない。しかし、市場がアメリカになれば、それは大きな強みになります。アメリカ市場向けの商品は、パッケージを変える必要があるのではないでしょうか。または、低カロリーを訴えるシールを貼付するなどの工夫が必要になると思います。

アメリカで低カロリーニーズを掴むことができれば、他の先進国へと水平展開も容易になります。さらに、日本の食材を使った低カロリー料理がアメリカで開発されれば、日本への逆輸入というシナリオもありえます。低カロリーという日本食の大きな特徴。日本人ならば、当たり前すぎて見逃してしまう特徴かもしれません。

☆今日のまとめ☆

アメリカでの健康意識の高まりにより、低カロリー食品へのニーズが高まっている。

このニーズを満たすために、比較的カロリーの低い日本食を提供すれば、輸出が増えるかもしれない。

ただし、その場合は、パッケージ上などで低カロリーを強調する必要がある。

☆7/21の目標 ☆

1  プライベートブログの更新 ◯

2  午前7時起床 〇

3  毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇

4  腕立て・腹筋を各30回 ◯

5  部屋・事務所などの掃除をする ×

6  手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。×

7  読書(書籍・雑誌)をする 〇

8  毎朝、ツイッターでつぶやく ×

☆今日のこぼれ話☆

冷夏の予定が一転、今年は猛暑のようです。

気温の変化は外部環境の大きな変化。

変化が生まれれば、新たな商売(儲け)が生まれます。

日々の生活を注意深く観察すれば、変化で生まれたニーズを読み取ることができます。

ただ漠然と歩いているだけでは、読み取れない。

洞察力というのでしょうか。

(今 日の言葉)

「起 業家十戒:日常業務を最重視する。」
(ファーストリテイリング社長柳井正著 「一 勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)