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日経MJに家飲みに関する面白い記事が掲載されていました。

 

自宅に友人らを招いたり、友人宅などに訪問したりしてお酒を飲む「家飲み」が「外で飲むより多い」“家飲み派”は、40~60代の男性の約3割を占める――。日経産業地域研究所のお酒の飲み方に関する調査でこんな結果が明らかになった。(2014年5月2日付 日経MJ)

 

大まかな傾向で言えば、年を取るほど家飲み率が高くなっていますが、50代がピークになり60代で家飲み率は減少に転じます。これは加齢により、ドクターストップが掛かる例があるからでしょうか。ただ、週の5日以上自宅で飲む割合は、60代がトップ。ヘビーな酒好きは、年齢が高くなるほど、家で飲む機会が増えていることが読み取れます。

 

これにより割を食うのが、居酒屋。人口が高齢化すれば、家飲みする人も増えることになり、居酒屋は客数減少に悩むことになります。ただでさえ、高齢化すれば飲む量が減るのに、来店客数も減少すれば、居酒屋の痛手は相当なもの。だからこそ、日本フードサービス協会の2013年のデータでは、居酒屋は全店ベースでも売上を落としているのです。

 

日経MJのデータで興味深いのは、20代の半数以上が、家飲み頻度が月1回未満ということ。これじゃ、若者をターゲットにしたアルコール商品の売上は、たかが知れています。かと言って、多くの若年層が飲食店で酒を飲むかと言えば、そうでもありません。「場所に関わらずお酒を飲まない」20代は、20%以上もいるので、居酒屋は若年層の来店も期待できないわけです。

 

単にアルコール類を提供する居酒屋は、20代だけではなく30~60代にも支持を受けていないからこそ、苦戦を強いられているのです。

 

☆今日のまとめ☆

高齢化するほど、家飲み率は高まり、ヘビーな酒好きほど、家で飲む機会は増える傾向にある。

しかも、20代は家飲みする比率が低いだけでなく、そもそも酒を飲まない人も多い。

20代のみならず、30代以上からの支持を失っているからこそ、アルコール類を提供するだけの居酒屋が苦戦している。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

もちろん、アルコール類提供以外の付加価値があれば、居酒屋にも勝ち目はあります。

チェーン居酒屋の不振は、価格にこだわった結果、サービスやコミュニケーションなどモノ以外の付加価値を提供できなかったからではないでしょうか。