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昨年9月からハブの客数が減少に転じたことは、前回取り上げました。その要因について、考えたいと思います。

 

まず思い浮かぶのは、ターゲット層の離反です。ハブは、キャッシュ・オン・デリバリー業態であり、割安にカクテル類を飲めるのが大きな強み。よって、そのターゲット層は若年層になります。その若年層が、ハブから家飲みに転換していることが予想できます。

 

どうせ一人で飲むなら、家でも同じ。家で飲むなら、コンビニで100円程度の缶チューハイを買えばいいのです。RTDのカクテルも、今は各社から発売されています。わざわざハブに行って、1杯500円も出して一人で飲むなら、100円程度で自宅で飲む方が、時短であり経済的です。

 

友人と飲む場合でも、食事をしてからハブに行くのではなく、定食屋で食事と一緒に飲んでいる可能性があります。例えば、定食チェーンのやよい軒なら、生ビール1杯350円程で飲めます。ハブほど種類は無いですが、食事と一緒に飲めれば、わざわざハブに行く必要は無くなります。

 

ターゲットである若年層の酒離れも、客数減に響いていることでしょう。酒を飲めない若者が増えれば、わざわざハブに行かずに、飲みたい人だけ食事と一緒に飲めばいいのです。バーや居酒屋などのアルコール主体業態は、若年層以外にターゲット層を広げなければ、客数を増やすことは難しいのではないでしょうか。

 

かと言って、シニア層の来店が見込めるかと言えば、難しいのではないでしょうか。その理由は、コミュニケーションが楽しめない業態だからです。シニア層は、単にアルコールを飲みに来るというよりも、店員とのコミュニケーションを店に求めているように思えます。ならば、キャッシュ・オン・デリバリー業態は、シニア層にとってあまり魅力的な業態ではありません。シニア層にとっては、少々割高でもコミュニケーションの楽しめる老舗居酒屋の方が、行きたいお店になるのではないでしょうか。

 

ファストフード業態やキャッシュ・オン・デリバリー業態は、業務を一部来店客にしてもらうことで、割安な価格での提供を可能にしました。一方、業務内容が減る分、顧客と関わる範囲も狭まり、コミュニケーション機会が減少します。店とのコミュニケーションにお金を払う人が増えれば、これら業態の魅力は低下し、客数減少に直面することになります。

 

☆今日のまとめ☆

ハブの客数が減少に転じたのは、ターゲットである若年層が家飲みや食事中心業態を選ぶようになったからではないか。

一方、店とのコミュニケーションを楽しみたいシニア層にとって、キャッシュ・オン・デリバリー業態の魅力は低いので、シニア層の集客は難しい。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

バーに何を求めるかですよね。

お酒を割安に飲みたいなら、バーに行くのは非合理的。

コミュニケーションを楽しみたいからこそバーに行くと考えれば、バーのチェーン展開は難しいことになります。