西宮ガーデンズの口福堂から考えた、和スイーツの隙間
Photo:Mitarashi dango By isaac’licious
※口福堂の商品ではありません
またまた、西宮ガーデンズの話題。そう頻繁に行くエリアではないですが、たまに出没しています。郊外型百貨店として、西宮阪急はとても参考になるからという理由が、一番大きいでしょうか。ターミナル駅の西宮北口の駅前にありながら、1時間の無料駐車など郊外型SCの特性も備え、人口減少・人口の中心部回帰を考えると、このパターンが今後のSCの主流になるように思えてなりませんね。
その西宮ガーデンズに口福堂というおはぎ・団子のお店があります。口福堂は、精肉・総菜の柿安本店のスイーツ部門。以前にも、取り上げました。その時は、確かスーパーの入口近くに立地しており、おはぎ100円セールの日ということもあり、かなり賑わっていたという話をしたかと思います。一転、西宮ガーデンズでは集客に苦戦しているようでした。それもそのはず、立地がスナック通り(自称)だったからです。
前回にも取り上げた西宮ガーデンズのスナック通り。その場で食べやすい商品、例えばたこ焼きやアイスクリームなどが集積しているストリート。口福堂もそこにあり、すぐ食べられるアイテムとして、みたらし団子やわらび餅などを積極的に販売していました。しかし、アイスクリームやたこ焼きなどに比べて、そう食べる機会が多いメニューではないためか、販売に苦戦。試食を行うという“暴挙”にまで出ていたほどです。
苦戦していた理由は明らかで、人気メニューでなかったことと、その食べにくさ。みたらし団子は、タレが服に付く恐れがあります。わらび餅もしかり。人気メニューでなかったことよりも、この食べにくさが売れない最大の理由かもしれません。
そう考えると、食べやすいスナックとしての和スイーツは、まだニーズが満たされていない隙間商品なのかもしれません。新鮮なそう甘くないつぶあんなど、食べやすさを付加すれば、シニアが飛びつきそうなメニューが生まれそうです。
☆今日のまとめ☆
スーパーの入口では売上好調だった口福堂だが、スナック通りでは苦戦。
食べにくさがその最大の要因ではないか。
逆に言えば、食べやすさを和スイーツに付加させれば、隙間商品になり得る。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
30歳を超えたからでしょうか、あんこが好きになりました。
高校生の頃までは、食べられなかったという思い出も、遠い昔。