ブランド・ショップを使い分ける消費行動の影響とは?(その2)

一番搾り生

 

従来一つのブランド・ショップを使っていた消費者が、複数のブランド・ショップを使い分けるようになると、一つの店舗の利用頻度が低下します。つまり、客数が減少するわけです。人口減少も客数減少の大きな要因ですが、使い分ける消費行動も、客数減少に影響を及ぼしているのです。

 

だからこそ、これまで以上に客数の増やす努力が必要となります。その方法は、

 

既存顧客の利用頻度を高める

新規顧客獲得を目指す

 

の2つ。前者の具体例は、ベーカリーショップに見られるイートインスペースの設置。イートインスペースを設けることにより、朝食用のパン購入の他に、カフェ需要を獲得することが可能となります。コンビニが行っていることは、まさに既存顧客の利用頻度を高める努力そのもの。商圏が限られているので、潜在顧客層はある程度限られています。だからこそ、税金の支払い代行から淹れたてコーヒーまで、利用頻度を高める施策をこれでもかというぐらい行っているのです。そう考えると、コンビニ市場の拡大は、その努力の賜物であり、必然とも言えます。

 

後者の事例は、ラーメン店などで見られる生ビールやツマミの提供でしょうか。380円など格安に生ビールを提供することで、居酒屋から顧客を奪っています。

 

客数の減少は、人口減少によりある意味必然ですが、利用頻度を高める努力をすることで、ある程度克服することができるのでしょう。

 

☆今日のまとめ☆

ブランドを使い分ける消費行動は、店舗毎の利用頻度の低下を招き、客数減少につながる。

だからこそ、これまで以上に客数を増やす努力が必要となる。

その方法は、イートインスペースの設置など既存顧客の利用頻度を高める方法と、ラーメン店の居酒屋利用など新規顧客を獲得する方法である。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

マクドナルドがなかなか客数減少から抜け出せないのは、上記2方法がまだ足りないということでしょうか。

 

 

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