【407号】ブラックフライデーは量販店だけ?個人商店が取る売上拡大策。

◎本日のニュース

1)見出し 
Main Street Blues: A Slow Black Friday for Small Merchants


Black Friday Best Buy Time Lapse

2)要約
感謝祭も終わりブラックフライデーで湧くアメリカ小売業界。

ただし、それはモールや全国チェーンの話で、
個人商店は盛り上がりに欠けている。
それは、大手小売店が大規模な値引きを行い
多くの買い物客を集める一方で、個人商店は、
それほど大きな値引きをしないからである。

ただし、そんな中、

価格ではなくサービスや地元への還元などによって、
売上拡大を目指す個人商店がある。また、町全体の集客として、
樹木にイルミネーションを付けて夜に人通りを増やすことや、
ブラックフライデー後の週末に地元イベントを行うことなどの
試みがなされている。

3)キーとなる英文
But if Black Friday in this town is any indication,
the holiday shopping season is off to a slow start-once
again-for America’s small merchants.

4)キーとなる英文の和訳
しかし、この町にブラックフライデーが始まったとしても、
年末商戦は盛り上がりにかけている。
念のためもう一度言うが、アメリカの中小商店でのことである。

5)気になる単語・表現
indication      名詞      指示、暗示、兆候
merchant        名詞      商人、小売商人
※直訳すると、「この町のブラックフライデーが、
目に見えるようになったとしても、
年末商戦はゆったりとスタートを切ることになる。
ただし、もう一度言うが、これはアメリカの小さな
小売商店に当てはまることである。」になる。

6)今日のヒント
感謝祭が終わると、アメリカでは年末商戦が始まる。
感謝祭が、11月の第四木曜日(アメリカ)なので、
次の金曜日からセールが始まることになる。
この金曜日は、どのお店も大きな売上と利益が見込めるので、
ブラックフライデー(黒字の金曜日)と呼ばれている。
ブラックフライデーは、アメリカの消費者はもとより
アメリカ経済にとっても大きなイベントであり、
今日のウォール・ストリート・ジャーナルでも、
トップページはブラックフライデーの記事であった。

このようにブラックフライデーで盛り上がるアメリカであるが、
人でごった返しているのはウォールマートやターゲットなどの大手量販店。
町の個人商店は、この恩恵に与っていないようだ。
個人商店の売りは、リラックスできる雰囲気や独自商店、
親切なサービスなどモールでは体験できないものを提供している点であるが、
この強みが大手量販店の大幅値引きにかき消されている。
これが、ブラックフライデーでも個人商店は盛り上がりに
欠ける大きな要因だろう。

しかし、ブラックフライデーという大きな販売チャンスを
活かそうとする個人商店も存在する。
記事で取り上げられているのは、次の5つの事例。
1)教育玩具の小売店
トイザらスには価格は敵わないが、
多くの店員が元教師のため、
お客様各々に適したプレゼントを提案している。
2)家電店
大幅値引きで、量販店に対抗。
3)商店街
樹木にイルミネーションを付けて、
暗くなっても人通りを多くしようと試みる。
4)本屋
売上の15%を地元公営図書館に寄付をして、
地元還元を謳っている。
5)町全体
ブラックフライデー後の週末に、
地元イベントを実施し、町への集客を目指す。
2)の価格対抗は、バイイングパワーが大手量販店に
敵わない点が気になる。しかし、大幅値引きで集客し、
お店でのきめ細かい対応で顧客の支持を得れば、
お店のファンを増やせることもできる。
上記の工夫がどれほど販売につながったか不明であるが、
価格以外の魅了を伝えたり、個人商店同士が協力して
集客を計ることによって、量販店に対抗することは可能である。

記事の最後には、下着などを売るアパレルショップ店主の
印象的な言葉があった。それは、
「量よりも質を求める消費者が来店している。
消費者は単に安いものを求めているのではなく、
入念に選んでいるのである。」
つまり、量販店にはない強みをお店全面に打ち出し、
実際の接客でその強みを訴えることができれば、
小規模な個人商店でも消費者の支持を得ることは可能なのである。

最後に一点だけ補足。ブラックフライデーを利用して、
売上を上げることは重要であるが、
この売上を次の来店・売上につなげる工夫も必要だろう。
例えば、ブラックフライデーに初めてお店で買った顧客を
リスト化したり、次に使える割引券を配ったり。
せっかく来店してもらったのに、
その場だけの商売で終わらせるのはもったいない。
これは、日本で行われる地元密着型のイベントにも言えること。
イベントで必死に売るのもいいが、買ってもらったお客さんに
お店のチラシや割引券を配るなど日々の商売につながる工夫が
もっと必要と感じることが多い。イベントでの出会いが
その場限りで終わるのは、本当にもったいないことだ。

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《今回のヒントのまとめ》                                            
▼ブラックフライデーに湧くアメリカであるが、
それは大手量販店に当てはまることで、
大幅値引きができない町の個人商店では、
盛り上がりに欠けている。

▼しかし、この一年で一番の売りの時期を逃すまいと、
価格以外の魅力を訴える商店や、
集客を促す仕掛けをする町がある。
例えば、プレンゼント選びを手伝ったり、
暗くても人通りを増やそうとイルミネーションを行ったり、
地元イベントを実施したり、など。

▼量販店にはない強みをお店全面に打ち出し、
接客でも強みを訴えれば、中小の個人商店でも
勝ち目はあるのである。

▼ただし、ブラックフライデーでの売りを次の来店・
売上につなげる工夫も必要。
日本の地元イベントでも同じことが言える。
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編集後記
こんばんは、高尾です。
先日、地元六甲アイランドのイベントに行ったのですが、
そこで地元のお店や企業が作る商品をいろいろ購入しました。
その時に、お店や企業のチラシを配ったお店はゼロ。
売って、おしまいです。
売り手と買い手が交わることは、滅多にないこと。
だから、その場で次の売りにつながるアクションが必要。
新商品や新メニューの情報は、
消費者のほとんどは知りたくても知らないものなのです。

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