【410号】米大手スーパー、単価下落でも増収増益を達成した理由とは?

◎本日のニュース

1)見出し 
Shopper Loyalty Boosts Kroger’s 3Q


Kroger 7-5-09

2)要約
スーパーマーケットのクルーガーは、第三四半期の決算を発表し、
増収増益を達成した。ガソリンスタンドを除いた既存店売上高は、
昨対比2.4%増加し、経常利益は14%も上昇した。

消費者の節約志向と商品の価格下落が続くなかで、
売上・利益とも増加した要因は、
顧客のストアロイヤリティーを維持しながら、
価格を下げたことにある。

その結果、客単価・買い上げ点数・来店頻度が上昇し、
単価の下落を補った。

3)キーとなる英文
Kroger Co. said it boosted sales and profit in its fiscal
third quarter even as cautious consumers continued to
tightly hold onto their cash and prices in the center of
the store fell.

4)キーとなる英文の和訳
クルーガー社は、慎重な消費者が節約志向を続け、
商品の平均単価が下落した一方で、
第三四半期は売上・利益とも増加したと発表した。

5)気になる単語・表現
boost   他動詞     ~を下(後ろ)から押し上げる、~を上げる
cautious        形容詞     注意深い、慎重な

6)今日のヒント
アメリカの大手スーパーの第三四半期が好決算に終わったという記

事。
ブラックフライデーの売上はハレの消費のためか好調であるようだが、
日常の消費はまだまだ停滞している。
そのなかで、クルーガーは増収増益を達成したのだから、
その理由が気になるところ。
ちなみに、ウォールマートの国内部門の第三四半期決算は、減収増益。

その大きな理由は、顧客の囲い込み。
クルーガーのホームページを見ると、
プラスカードというメンバーズカードを発行し、
このカード会員を増やすことにより、
顧客の利用頻度を高めている。

プラスカードを持てば、
●デジタルクーポンをカードにダウンロードできる
●毎週メールが届き、チラシ・イベント・特別クーポンがもらえる
●買い物表を作り、保存できる
などができるようになる。これは、会員にお得感を与えるとともに、
買い物をより便利にさせる。
わざわざ、クーポンをプリントアウトする必要もないし、
買い物表も手書きする必要もなくなる。
また、お店に行く時は、携帯電話のメールをみるだけで、
特売内容や特別クーポンを確認できる。
単に値引きをするだけでなく、顧客の利便性を追求した点が
新鮮に感じる。

思えば、日本でも多くのスーパーが、
独自のカードを発行しているが、
ポイントが付くだけで、特売情報やイベント情報が
郵便やメールで届くことはない。
せっかく、顧客の個人情報や購買情報を取っているのに、
これらを販促に使わないのは大変もったいない。
スーパーだけでなく、カードなどで顧客にポイントや
スタンプを付与している店舗は、顧客の情報をもっと販促に使えば、
売上増につながるだろう。
その上で、クルーガーのように、利便性を提供できれば、
囲い込みをより強化できるだろう。

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《今回のヒントのまとめ》                                            
▼クルーガー社は、消費者の節約志向・単価の下落のなか、
第三四半期決算で増収増益を達成した。

▼その大きな要因は、顧客の囲い込みに
成功したからである。

▼ただ、単にカード会員にクーポンを発行しただけでなく、
カードにクーポン内容を記憶させたり、
ネット上から買い物表を作れたり、
顧客の利便性を高めた点も見逃せない。

▼このように、ポイントカードなどを発行している企業は、
顧客の個人情報や購買情報を販促に活用したうえで、
クルーガーのように利便性を提供できれば、
顧客の囲い込みはより強いものになるだろう。
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6)おすすめ商品・サービス 

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近いうちに決めなければなりません。

編集後記
こんばんは、高尾です。
今年のクリスマスカードがやっと書けました。
外国に住んでいる友人に送るので、英文を書くことになるのですが、
普段英語を読む機会は多いものの、英文を書くことは少ないので、
思いのほか時間がかかることに。
やはり、英文を書く習慣が必要のようです。
思えば、公式サイトをバイリンガルにしたのですが、
まだ一度も英語で書いていませんでした。
少しずつ英語版を作っていきたいと思います。
(今は、新事業のことが最優先のため。)

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