グルメシティのチラシから見えた、スーパーの変化とは?
毎週木曜日と言えば、グルメシティ(私が行くのは六甲アイランドか住吉のお店)の特売日。そのチラシが毎週入ります。こちらに越してから4年近く経つのですが、木曜日にグルメシティのチラシが入っていなかったことは、これまでありません。
今週も入っていました。しかし、その内容は、酒類のみ。これまでも、酒類のみのチラシが入ることがありましたが、その場合でも食料品のチラシが必ず一緒に入っていました。しかし、今回は食料品のチラシがありません。これは大きな変化です。
そこで、水曜日に折込まれた一の市(毎月1日に行われる特売)のチラシを見ると、その裏に木曜の市(毎週木曜日に行われる特売)の特売内容が掲載されていました。従来も毎月1日には、一の市のチラシが折り込まれていましたが、たとえ一の市の翌日が木曜の市であっても、特売日当日にチラシが折込まれていました。これは、明らかに、
折込チラシの削減
を目指したものです。グルメシティには、
特売日を増やす→折込チラシを増やす
という風潮が最近見られます。具体的には、昨年まではなかった毎月15日の特売が5月に登場しました。(毎月15日の特売については、こちらの記事を参照。)たとえチラシによる集客コストがかかったとしても、特売日を増やすことによって、来店頻度を高めようとしているのでしょう。しかし、今回の木曜日チラシの異変を見る限り、そのやり方にも修正がなされているように思えます。つまり、
折込チラシによる集客コストを削減
を目指していることが明らかです。
さらに、一の市のチラシには、大変意味の大きな内容が掲載されていました。それは、
8月毎週金曜日 食料品5%OFF(ただし、午後4時からへ閉店まで。一部の商品は対象外)
という内容。金曜日に特売が行われたことは、私の知っている限りありません。(1日など他の特売と重なる場合はありましたが)
特売回数が増えた
ことになります。現在は、毎週木曜日と日曜日に特売が行われているので、2回から3回に増えます。これにより、来店頻度は上昇し、客数を増やすことができます。
さらに、食料品のほぼ全品を5%引きにすることにより、一部の商品を値下げする必要はありません。その結果、
特売商品を伝える必要がなくなるので、折込チラシを入れなくて済む
という恩恵を、グルメシティは享受できます。折込チラシを減らして経費削減を目指していることは、ほぼ間違いないでしょう。
チラシの異変からわかることをまとめると、次のようになります。
◯折込チラシを減らし、経費削減を目指す。
◯特売日を増やして、客数を増やす。
これらは、グルメシティにとって利益率の低下を招く変化。できれば、行いたくないはずです。にもかかわらず、変化を余儀なくされたのは、
競合店との価格競争が激しくなり、客数が減っている
という事態が起こっているからではないでしょうか。
さらに、今回のチラシの異変は、
従来取引業者(グルメシティの場合はチラシ印刷・折込業者)に支払っていた販促費を、値引きを通じて顧客に還元する
という販促費の変化も物語っています。(販促費の顧客還元については、こちらの記事を参照。)チラシに費やしていた金額を、値下げ原資に転用していることになります。
今後、
◯客数の増加を目指す値下げ競争の激化
◯従来の販促費を、値下げにより顧客に還元
という変化は、スーパーのみならずどの小売業態も避けられないように思います。
☆今日のまとめ☆
グルメシティが木曜日の食品チラシをやめて、毎週金曜日の5%OFF特売を始める。
チラシを減らすことは、従来の販促費を値下げ原資にして、顧客に還元することを表す。
また、特売日を増やすことは、価格競争の激化により客数が減少していることを物語る。
☆今日何食べた☆
最近、よく食べるのはこちらの茶豆(楽天市場に飛びます)。
通常の冷凍枝豆よりも少し高いですが、味の違いは明確。
レンジですぐにできるのも、便利ですね。
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☆今日のこぼれ話☆
てっきり、木曜の食品チラシは、間違えて折り込まれなかったのだと思っていました。
折込み作業は、機械がしているのでしょうか?
それとも、人?
人なら、折込むのを忘れることは、十分ありえますよね。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓