バレンタインのチョコレートBy kawabata

 

求人誌を見ると、新しいお店の情報やどういう商売が流行っているかがわかります。そこで、よく目を通すのですが、この季節になるとバレンタイン商品販売スタッフ募集が始まります。

 

そこで気づいたのは、その募集主が人材派遣業会社であるということ。つまり、店舗の臨時店員は、人材派遣会社から派遣された派遣社員ということがわかります。ということは、派遣された臨時店員は、元はどれも同じ系列の派遣さんということになります。恐らく、アルバイト店員は不足しているので、今日はAブランドで臨時店員をして、翌日はBブランドで働く、というのもあり得るのでしょう。ブランドは違えど、人は同じということが起こりえるかと思います。

 

今回取り上げた求人は、人材派遣業・紹介業を行う株式会社エスピーシーが募集しているもの。そこで、エスピーシーのサイトを調べたところ、派遣業の場合、指揮命令関係は派遣社員と派遣先企業にあるとのこと。つまり、バレンタイン売場の臨時店員を教育するのは、派遣先ブランドということになります。ただ、エスピーシーが長年バレンタイン売場に人材を派遣しているとなれば、エスピーシーと他社の派遣店員で差が出てきても不思議ではありません。例えば、エスピーシーの派遣店員は、他社よりもバレンタイン販売が上手など。あくまで推測ですが、エスピーシーも登録者に何かしらの販売教育をしているかもしれません。となれば、チョコレートのブランドは関係なく、「エスピーシーの派遣店員さんは、愛想が良い」などの評判が生まれても不思議ではないでしょう。

 

さらに、エスピーシーを調べると、面白いことがわかりました。それは、元々は片岡物産の販促課であったということです。つまり、片岡物産に属する店頭販促部隊が独立し、エスピーシーという店頭販促専門の企業が生まれたことになります。

 

片岡物産のサイトを見ると、その事業内容は、

 

高級食料品、嗜好品、飲料の輸入・生産・販売、酒類及び酒類原料の輸入・販売

 

と記されています。つまり、輸入販売を行なっている商社です。舶来品を輸入して、国内の流通企業に流すのがメイン業務なので、口銭商売です。その利益率はさほど高くないでしょう。一方、人材派遣業は、固定費が小さく売上がストックとして積み重なるビジネスモデル。よって、商社の片岡物産よりも、関連会社のエスピーシーの方が利益率は高いのではないでしょうか。また、片岡物産の得意先に、エスピーシーが人材を派遣すれば、集客コストも小さくなるので、エスピーシーの収益性はさらに高まります。

 

☆  今日のまとめ☆

求人誌を見ると、バレンタイン販売員の一部は、人材派遣業社から派遣されていることがわかる。

どのブランドの店員かではなく、どの派遣業者かにより、そのサービス水準が変わるかもしれない。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

大晦日は、なぜかあまり好きではありません。

一番嫌いな日ではないですが、嫌いな日なのは確かです。

 

☆サイゼリア創業者 正垣泰彦の言葉☆

「ビジネスは心を磨く修業の場のようなものだ。私自身も含め経営者は「もっと楽に商売をしたい」という誘惑と常に戦っている。」

『おいしいから売れるのではない 売れているから美味しい料理だ』より)

※創業者・経営者・商売人の心に残る言葉、元気になる言葉を紹介しています。