デパ地下で広がる総選挙型イベントとその目的とは?

外国の投票所

by courtesy of Paul Wilkinson

 

実感として、百貨店で総選挙型イベントが広がっています。梅田だけでも、阪神百貨店梅田店とJR大阪三越伊勢丹で行われました。東京でも行われるようです。

 

東急百貨店東横店(東京・渋谷)は地下1階の食品フロアで、丼物やスイーツの人気ナンバー1を決める「総選挙」を26日から実施する。約30種類の丼物と20種類程度のスイーツを消費者が投票し、10月3日以降に結果を発表する。参加型のイベントを、顧客の来店動機につなげる。(2013年9月17日付 日経MJ)

この手のイベントが流行るのは、参加型イベントだからでしょう。さらに、ただ参加するだけでなく、自分が参加することにより、結果が違ってくるという楽しみも味わえます。つまり、総選挙型イベントには、

[1]投票する

[2]結果を知る

という2つの要素があるのです。この2つの要素があるために、

投票するために来店する

結果を知るために来店する

という二度の来店が期待できます。これ二度にわたる集客こそが、総選挙型イベントの目的ではないでしょうか。

さらに、投票・結果を通じて、このイベント自体を人に伝える可能性が高まります。例えば、自分の投じたシフォンケーキが1位を獲得すれば、この投票・結果を友人に自慢する人は多いのではないでしょうか。自分の見る目は確かだと。この自慢によって、友人はこのイベントについて知るだけでなく、シフォンケーキを知ることにもなります。気になれば、買いに行くことでしょう。つまり、

友人の集客

まで期待できるのです。

3度美味しい企画だからこそ、デパ地下で総選挙型イベントが増えるのではないでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

デパ地下で総選挙型イベントが増えるのは、投票・結果のために二度の集客が期待でき、さらに口コミを通じて友人の集客まで繋がるからである。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

阪神・伊勢丹では、結果が大きく貼り出されていました。

投票していなくても、ついつい見てしまいます。

広告効果は間違いなく大きいでしょう。

 

 

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