円安を外国人観光客への販売に活かす方法
前回、嵐山のうなぎ屋・廣川について取り上げたのですが、廣川への来店客は、外国人観光客もかなりいたのが、印象的でした。外国人用の旅行ガイドやパンフレット、ブログで取り上げられていたのでしょうか。外国人にしては、決して低くはない価格。高くても、長い時間待たされても食べたいということは、それだけ外国人にとっても価値のある料理ということになります。
ただ、そこでふと思ったのですが、今の円安も廣川の集客に大きく寄与しているのではないでしょうか。例えば、外国人観光客から見れば、次のように映るわけです。
【外国人観光客が見た廣川のうな重】
[昨年の11月30日]1ドル=82.5円→3000円のうな重≒36.4ドル
[今年の11月29日]1ドル=102.4円→3000円のうな重≒29.3ドル
約2割引きで食べられることになります。この割安感なら、今食べないと損するという勘定が働くわけです。この円安による割安効果も、廣川の外国人観光客の集客に大きく寄与していることと思われます。
この円安効果は、もちろん他の商品にも適用できます。ならば、この際、昨年のドル価格と今年のドル価格を対比して、割安感を強くアピールしてはどうでしょうか。単価の高い商品ほど割引額は大きくなるので、客単価引き上げにも効果があるかもしれません。
☆今日のまとめ☆
単価の高い商品でも外国人が興味を示すのは、円安による割安感が強まったからかもしれない。
ならば、昨年と今年のドル価格を対比させれば、この割安感をより強くアピールできるのではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
円安でも、年末年始に海外旅行に出かける人が増えているようです。
日本にやってくる外国人とは逆に、割高になります。
ボーナス増が、割高でも海外旅行に行きたいと思うインセンティブになっているのかもしれませんね。