Photo:UNIQLO By:Jun Seita
Photo:UNIQLO By Jun Seita

前回はユニクロを運営するファーストリテイリングの人材方針大転換を取り上げました。ファーストリテイリングが人材募集に苦労するのは、人口減少というのが一番大きな理由ですが、ブランド力の低さも影響しているのではないでしょうか。

ブランド力とは、ブランドに対する憧れとか好きな度合い。ユニクロは洗練されたテレビCMに力を入れるなど、ブランド力を高めるのに莫大なお金を費やしています。ロゴを見てもわかります。数年前のロゴよりもずっとおしゃれで、グローバル展開を目指していることをひしひしと感じます。しかし、絶対的なブランド力が高まったとしても、相対的に高いというわけではありません。

それは、ユニクロの商品を見ればわかります。ユニクロの商品に、「ユニクロ」「UNIQLO」のロゴが大きく入った商品はありません。ロゴが入ったタグが付いているだけです。一方、GAP(ギャップ)には、「GAP」の大きなロゴが入った商品は多数あります。Tシャツにパーカーにキャップ、などなど。ギャップは、「GAP」のロゴをデザインとして販売することに成功しているのです。一方の、ロゴの入った商品のないユニクロは、ロゴがデザインにまで昇華していません。「ユニクロ」「UNIQLO」のロゴには、まだそこまでの価値が備わっていないとも言えます。

もちろん、ギャップがデザイン性の高い衣料を販売しているのに対し、ユニクロはパーツとしての衣料を販売しており、その違いがデザインとしてのロゴ使用の違いに出ていることは否めません。しかし、いまだ「ユニバレ」(ユニクロの商品であることがバレルこと)を気にする消費者がいることを考えれば、ユニクロのブランド力は相対的にまだ低いと言えるのではないでしょうか。そして、このブランド力の低さが、人材募集に悪影響を及ぼしていると思えてなりません。

小売店や飲食店など労働集約型ビジネスの場合、人材を確保するには、ブランド力を高める努力も今後さらに必要になるのでしょう。

☆今日のまとめ☆

ユニクロが人材確保に苦労するのは、ブランド力の相対的な低さも要因の一つではないか。

それは、大きなロゴが入った商品がないことが物語っている。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

ユニクロはよく利用するのですが、ジャケットをもう少し小さくして欲しいですね。

私には少し大きすぎ。

すべての商品にXSサイズがあるギャップは、この点で優っています。