人手不足問題から考えた、スープストック東京とヒルバレーの共通点

スープストック東京

 

大丸神戸店に出来たポップコーン専門店・ヒルバレー、知っていますか?先日、友人にいただき、とても美味しかったので、改めて店舗を見に行きました。デパ地下のスイーツ売り場にあるお店です。平日ではあるものの、小さいながら行列ができるほどの人気ぶりでした。劇場などで販売されているポップコーンと比べると、価格は倍ほどしますが、あの美味しさなら、買っていいと思う人も多いはず。さらに、デパ地下という立地が、単価の高さを忘れさせてくれます。

 

同じく、大丸神戸店のデパ地下に新しくできた店舗を発見しました。それは、スープストック東京(Soup Stock Tokyo)。イートインスペースを併設した店舗であり、小腹が空いた時には選択肢に入るのではないでしょうか。ただし、立地がエスカレーターから離れた奥に込み入った場所なので、集客には苦労している様子。また神戸では、まだスープストック東京の知名度が低いのでしょう。必死に試食(試飲)を薦めている店員が印象的でした。

 

この両店舗ですが、ある共通点があります。それは、

 

容易なオペレーション

ブランドイメージの高さ

 

です。ヒルバレーのポップコーンは、注文が入れば、その場で入れ物に入れて提供します。ポップコーン自体は、出来上がっており、特殊なアルミのような角ばった容器の中に保管されています。一方のスープストック東京も、注文を受けたスープを容器に入れて提供します。いずれの店舗も、注文を受けてから調理をするのではなく、容器に入れて提供するだけなのです。このオペレーションはかなり容易であるため、プロはもちろん経験者さえ必要としないことでしょう。

 

「ヒルバレー」「スープストック東京」、ネーミングだけ見てもおしゃれですが、店舗も期待通り洗練されており、清潔感があります。また、調理不要のオペレーションのためか、店員の身なりに汚れはほとんど見られません。このおしゃれなイメージ・店舗雰囲気・店員は、ブランドの好感度を引き上げる効果をもたらします。

 

これらの共通点が一番効果を発揮するのが、人材採用ではないでしょうか。オペレーションが容易なために、接客に向いた人材ならば、素人でも採用することができます。応募する方が、簡単なオペレーションのため、応募するハードルが低くなります。また、ブランドの好感度が高いために、たとえ時給が低くても働きたいと考える人は多いのではないのでしょうか。世間的にイメージのいい店舗で働いているとなれば、自慢の一つにもなりえます。

 

容易なオペレーション・ブランドイメージの高さは、人手不足を解消できる競争力なのです。特に、オペレーションを簡素化することは、生産性アップにつながるので、大きな差別化になりえます。

 

☆  今日のまとめ☆

ヒルバレーとスープストック東京の共通点は、容易なオペレーションとブランドイメージの高さ。

このために、人材採用が容易になり、人手不足を解消しやすくなる。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

最近飲んでいるお酒は、黒糖焼酎・島のナポレオン。

芋よりもすっきりしており、飲みやすいです。

そのため、ついつい飲み過ぎになりがち。

抑えねば。

 

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