カールス・ジュニアの店舗

 

前回は、日本に再上陸するカールス・ジュニアの成功が極めて難しいのではないか、という点を述べました。高級バーガーで日本を攻めるなら、苦戦するバーガーキングをベンチマークにするのではなく、好業績のモスバーガーを見習った方がいいのではないでしょうか。

 

そう思うのは、次のような記事を見つけたからです。

 

モスフードサービスはハンバーガー店「モスバーガー」の宅配サービス実施店を2015年3月までに2割増やす。都市部の住宅・商業地を中心に導入し、約 400店へ拡大する。現在は育児中の女性らが多く利用しているが、今後はシニアの利用が増えると判断。朝食メニューの拡充などと合わせてシニア需要の開拓 に力を入れる。(2014年5月23日付 日経MJ)

 

モスバーガーはハンバーガーの品質を上げるだけではなく、サービスを充実させることで、シニア層や子育て世代にも顧客層を広げようとしています。そのサービスとは、宅配。そう言えば、店舗の前に宅配用バイクがあるモスの店舗をよく見掛けます。住宅街だけではなく、市街地の店舗でも宅配サービスに力を入れています。単に美味しさを追求するだけではなく、顧客の不満を解決しようとしているのです。来店できない理由があるなら、その理由を打破すれば売上が取れるという理屈です。

 

さらに、メニュー開発により、朝食需要の獲得も目指しています。

 

モスフードは4月にほぼ全店を午前7時開店とし、朝食時間帯の営業を強化。シニアの来店増加につなげようと、サケを具材にはさんだ「モスの朝ライスバーガー朝御膳『鮭』」を発売した。シニアの需要を取り込む対策の1つとして、宅配サービスを拡充する。(同上)

 

単に顧客層を広げるだけではなく、利用シーンを広げることで、客数増を目指しているのです。

 

その結果でしょうか、消費税増税後の4・5月とも既存店売上高はプラス。上記のような客数増を目指す施策を行っても、客数が減っているこということは、それだけ人口減少・競争激化の影響は大きいということを物語っています。

 

カールス・ジュニアも日本での成功を目指すならば、単にハンバーガーの品質を向上させるだけではなく、モスのような顧客層・利用シーンを広げる努力が必須のように思えます。

 

 

 

 

☆今日のまとめ☆

消費税増税後も既存店売上がプラスのモスは、客層を広げたり、利用シーンを増やすことによって、客数の増加を目指している。

カールス・ジュニアも、日本での成功を目指すならば、モスのような努力は必須だろう。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

カールス・ジュニアを誘った商社が気にあるところ。